初版:2007/01/22
改定:2007/01/22
MEGAZONE WORLD
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小説
- ロッカー密着誘惑責め
ロッカー密着誘惑責め 旧版:後編
密着してくる由香。少年は、淫らな躯から逃がれられない。
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「フフ。もうさっきから私の匂いを嗅いでばっかりねぇ」
由香から立ち上る香りを、嗅がずにはいられなかった。吸えば吸うほど、頭の芯が痺れるような甘い香りに少年は包まれていた。
「そんなにいいの?もっと嗅いでみるぅ?」
嗅いではいけなかった。嗅げば嗅ぐほど、体の心が熱くなってくる。狭いロッカー内に二人が篭っているので、ただでさえ熱帯夜のような熱気が渦巻いているのに。
「私の躯の香りってどんな匂いなのぉ」
躯を密着させながら、嫣然と微笑みつつ由香が聞いてくる。柑橘系の香り、だろうか。でも香水やシャンプーの香りとは違う。由香自身の躯が発する、蟲惑的な香り。嗅がないようにしているつもりなのに、自然と胸いっぱいにその香りを吸い込んでしまう。
「私の香りにもっと染まってみたいんでしょぉ」
密着した体を少しでも動かすと、その隙間から更に濃艶な由香の香りが立ち昇る。香りをもっと良く確かめるために、少年は自分から体を動かして由香の香りを昇華させ続けていた。吸わない方が良いと判っているのに、香りに支配されているかのように自分の体が言う事を聞かない。濃厚な由香の香りに、もう何も考えられなくなりつつあった。
「凄いよねぇ。そんなに遠くからでも、私の匂い、判ったんだぁ」
言っている事が、もう、良くわからない。
「どうしてこの場所に来たの?」
由香が居そうに無い場所でコッソリ・・・
「違うわよぉ。由香が居る場所を捜し求めているじゃなぃ」
違う。いつも由香が突然現れるんだ。
「フフ。本当にそう思っているの?朝、電車で気持ち良い思いをしたから、もっとされたいんじゃないの」
違う。違う違う違う!。
「口ではそういっていても、体は違うみたいよ。ホラ」
『ああっ』
恥ずかしい声が漏れそうになるのを、少年は必死に噛み殺した。
「体が、由香のことを覚えちゃったのよ。だから、無意識に匂いを辿ってここまで来たのね」
そんな筈は無い。でも、何故体育用具室に来たのだろう。確か、かすかに開いた扉から空気が流れてきて、それでこの部屋を思いついたんだ。空気には微かに柑橘系の香りが・・・
「ほぅらぁ。そうだったでしょぉ」
由香は少年の心のうちをしっかり見ていた。
「でも、嗅いでいるだけでぇいいのぉ?」
二人の体がぴったりくっ付いているので、接触している肌には滝のような汗が滲み出てきていた。そのせいで、服がグッショリになって、中が透け始めている。
「体がとっても熱いわよぉ。フフ。もう興奮しちゃったぁ?」
ムッチリとした由香の肌に浮かんだ汗は、まるで油を塗ったような潤滑を与えていた。由香の首筋が、少年の皮膚の上をぬめるように滑る。由香はぴったり体を絡ませて、少年を翻弄し続ける。この狭さでは、絡みつくその体から全く逃げられない。
(うっ)
由香は、少年が何に敏感に反応するか、知り尽くしていた。
「いいでしょう。私の生脚」
内腿に、由香の脚が擦り付けられていた。途端に、あの綺麗な足が鮮やかに脳裏へ蘇ってくる。引き締まっていながらも、量感と共に艶々輝く由香の脚。その脚が、今少年の脚の内側に差し入れられていた。狭いロッカー内では、絡められる脚を振り解くことも出来ない。汗に濡れた美脚が、少年の足を這い回る。服を着ていても関係なかった。染み込む汗が布を皮膚に張り付かせ、服など着ていないかのように由香の感触が肌へ直に伝わってくる。
「フフ。興奮してるんじゃない」
頭の芯では、今自分が由香の手に落ちつつあることがなんとなく判るのに、体が言うことを聞かない。
「タップリ、味わってぇ」
今までで、一番のピンチだと判っていた。どんなに暴れても、いかに大きな物音を立てても、ここでは誰にも助けてもらえない。
逃げなきゃ!
でも割り込んだ脚が楔となって、身動き出来ない。
「暴れても無駄よぉ」
体はロッカーに挟まれていてダメだけれど、手は動かせるんだ。腕は横方向に自由に動く。ロッカーの仕切に手をついて、由香とロッカーに挟まれた体を動かそうとする。
「腕、持ち上げちゃったのねぇ」
少年の脇腹を這い回る由香の手がこそばゆい。上に挙げた腕の下を、すかさず攻められた。
(しまった)
身を守ろうとするが、もう上げた手を降ろせない。少しだけ背の低い彼女の肩が、既に少年の腋の下にもぐりこんでいた。その肩に上腕が当たって、腕を水平より下に戻せない。
「止め、や、止め・・・ひゃぁ」
脇を、ツーと撫でる由香の指に、”やめて”を最後まで言い切る事が出来ない。
「なぁにぃ?どうして欲しいのぉ」
少年にしなだれかかりながら、由香が聞いてくる。その間も、脚をピッタリ摺り合わせ、無防備になった脇を重点的になぞり続ける。
「ひっ・・・ひゃ・・・ひゃぁ・・・ぁぁ・・・」
少年は由香の責めから逃げられない。
由香のスレンダーな身体とロッカーに挟まれ身動きが出来ない。そればかりか、由香の豊満な胸が胸板の上にむにゅんと潰れて少年の上半身をロッカーの仕切りに押し付ける。少年の下半身は、腰の骨盤が由香とガッチリと咬み合ってロッカーの仕切り板に納まっていた
「ほらぁ。気持ち良いんでしょぉ」
香りで絡め取って、肉体でたぐり寄せる。ロッカーの中で、少年はセックスの鎖で由香に雁字搦めにされようとしている。
「やっ・・・や・・・めぇ・・・」
拒否しようとしても、言葉がどんどん怪しくなる。体が、由香の与える快感を受け入れつつあった。
「どうしたの?由香、まだ何にもしていないのよ」
淫らな行為を仕掛けながらも、由香は素知らぬ顔で会話を続ける。今までのことを少年に全部思い出させようとしていることなどは、おくびにも出さない。
「電車の中で、私の躯、終点についても、ずっと抱きしめていたわよね」
(・・・手が潜り込んでしまうような素晴らしい躯・・・・)
「トイレで、食い入るように見ていたわよね。そんなに良かった?私の身体」
(・・・触りたくても触れなかった由香の、あの躯・・・)
言葉と共に、誇示するようにその躯を押しつけてくる
圧倒的な存在感。ズッシリとした量感。蠱惑的な香り。妖艶な言葉。全てが少年を包み込む。
「さあ、私の躯をタップリ味わってぇ」
全身を由香に絡め取られた上でそんな風に耳元へ囁かれると、意識が飛びそうになる。
(・・・もう・・・駄目・・気持ち良過ぎる・・・)
「それじゃぁ、もっと気持ちよくしてあげるとどうなっちゃうのかしらぁ」
妖しいセリフと共に、少年の腰に由香が何かを押し付けてくる。
ドロッ
『ひゃっ』
何かが・・・何かが・・・入ってくる。ベルトの隙間に差し入れられた容器から、ヌルヌルする何かが流れ込んでくる。
「フフ。特別なローションなのよ」
ローション?まるでドロドロのスライムが服の間から下着の中へ入り込もうとしているようだ。
「そうよぉ、特別って言ったじゃない。このローション、先走り液と混ざると凄い事になるのよ」
ネットリとしたローションなので、すぐに染み込んできたりはしない。少年の皮膚にベッタリと張り付きながら、密度の高い液体の自重でゆっくりと皮膚を這い降りてくる。
「今はゆっくり流れ込んで来るだけでしょ。でもねぇ、混ざるとゼリー状になっちゃうのよ」
今でも十分にドロッとしているのに、これが更にゼリー状になる?・・・。
「知っているのよ。下着の中、もう我慢汁でビチョビチョなんでしょ。そこにこれが混ざると・・・」
混ざると・・・
「下着の中は、ヌルヌルのグチョグチョになるわねぇ。それもオチ○チ○に巻きつくようにゼリー状に固まるわよぉ」
オチ○チ○が、ドロドロのゼリーに包み込まれてしまうんだ・・・。
「だからチョット身動きするだけでも、下着の中でとーっても気持ちよくなれるわよぉ」
温かな粘液が、とうとうオチ○チ○に辿り着きつつあった。確かに、ドロドロが巻きついてくる気がする。粘液が次々と流れ込むにつれ、多層に絡みつくドロドロが、ヌルヌル・フニュフニュした塊になってくる。
「由香から離れてもぉ、授業中ずっとヌルヌルに嬲られるのよぉ」
そんな・・・。
「このローション、なかなか乾かないのよぉ。だからぁ、次の休み時間までずーっと興奮しっぱなしになるわねぇ」
今だけ我慢しても、駄目なんだ・・・。
「だから、諦めて逝っちゃいなさぁい。それに、もう立っていられないんでしょぉ」
ガクガクと震えて力の入らない足のせいで、今の少年は由香の脚に股間を擦り付けている様なものだった。由香はローションを利用して、ヌルヌルにした自分の脚を巧みに少年へ擦り付ける。ローションは易々と制服を貫通し、少年の皮膚に由香の全てを伝えてくる。益々引き起こされる甘美な摩擦に少年の力はどんどん抜けてしまう。
「フフ。いいのよぉ。崩れ落ちても。みんなそうなっちゃうのよ」
少年の手が、由香の肩にかろうじてしがみ付いている。それでも段々と、由香の上に覆いかぶさるように体が崩れていってしまう。
「もっとタップリ、私にもたれ掛かりなさい」
とうとう、力の入らない膝が崩れた。ゆっくり崩れ落ち始める少年の身体。しかし、ずり落ちてゆく体は途中で止まった。狭いロッカーなので、曲がった膝が向かいの壁に当たっている。
「ねえ、どうしてこんな場所を選んだか判ったでしょ。
ここでは、意識を失っても倒れることは出来ないのよ」
この狭さでは崩れ落ちることも許されず、顔を少女の肩に埋めるだけに終わった。
「気持ちよくってぇ、意識が飛んじゃいそう?」
・・・これ・・・意識が・・・飛ぶだけ・・・なんだろうか・・・何か・・・他のものまで・・・無くなって・・・行く気が・・・
「ふふ、いいのよぉ。飛んでも、戻ってきたら、また何度でも飛ばしてあげるからぁ」
・・・飛ばされたら・・・駄目・・・きっと・・・何か・・・おかしく・・・
「逃げようとしても駄目よぉ。もう、ここに戻ってくることしかできないんだよぉ」
ね、とっても、いいでしょ。ふふ。遠慮しなくていいのよ、もっともっと凄いことしてあげる。
「もう、デートのことなんて考えられなくなるのよぉ。私に溺れてしまいなさぁい」
・・・ぁぁ・・・駄目・・・逝っ・・・ちゃう・・・
「フフ。逝きそうなのぉ?」
「・・・ぁっ・・・ぁっ・・・ぁぁぁ・・・」
少年が今にも逝きそうなのを見て取ると、由香は突然責め方を変えてきた。
「駄目よ。まだ、逝っちゃ」
「あああああああ」
逝けない!?なんでなんだ?。
・・・ビュクビュク出したいのに・・・
・・・いっぱい出そうなのに・・・
・・・出せない・・・
「ほら、もう身体が由香に逆らえないのよ」
・・・そんな・・・声だけで・・・射精が・・・封じられて・・・
「もう、オチ○チ○は由香の言うなりねぇ」
・・・オチ○チ○が!・・・オチ○チ○が、由香のモノにされちゃってる!・・・
妖しいローションに包み込まれたせいで射精が封じられていることなど、とても気づけるような精神状態ではなかった。
「ねえ、サッキュバスって知ってるぅ?」
・・・ゲームに出てくる・・・アレの事・・・か・・・
「夢の中だけに出てくるなんて、それこそ夢物語だよねぇ」
・・・それ・・・は・・・夢魔・・・じゃ・・・
「本物のサッキュバスって、どうしているのかなぁ」
・・・本物・・・?
「透明になれるとかぁ、特殊な能力が無いとぉ、防犯カメラとかぁ、今の時代を生き延びられないよねぇ」
・・・何の・・・話・・・
こうして話をしている間も、少年は自分から身体を動かして、より強い刺激をねだってしまう。
「すぐ逝っちゃう子って、精気が不味いんだよねぇ」
・・・話は・・・いいから・・・もっと・・・
「その点、強い子っていいよね。とっても美味しいんだよぉ」
・・・目の前に・・・ご馳走・・・あるのに・・・
「特にぃ、彼女が出来たばっかりの子なんか最高よねぇ」
・・・ずっと・・・お預け・・・
「彼女にだけ向けていた気持ちを〜、全〜部〜ぅ頂いちゃうのぉ」
・・・早く・・・食べたい・・・
「もぉ、考えただけでぇ、全身がゾクゾクするのぉ」
・・・ぅぅぅ・・・
少年はより一層の快感を求め、動かせない身体を必死に由香に擦りつけていた。
「フフ。そんなにぃ、逝きたいのぉ?」
(・・・逝きたい・・・)
「じゃあ、由香のことだけを心にいっぱい思い浮かべてぇ」
(・・・由香の声、由香の手、由香の脚、由香の胸、由香のこの躯!・・・)
自ら心の中を由香のイメージでいっぱいにしてゆく少年を、由香は優しく見守っている。
「もう、頭の中は由香でいっぱいになったのね。フフ。いいよ。何回でも逝っちゃいなさい」
耳元で妖しく囁く由香の声に、もう二度と戻れない淵を少年は越えてしまった。
「ア、ヒャ。ヒャー、ハッヒハー、ハァウァー」
奇声が止まらない。
ガクガク体が震える。躯のみならず、腕までもビクビクと痙攣させて少年の心が限界に達した。
「フフ。逝っちゃっうのね」
実は妖しいローションこそが射精を封じているにもかかわらず、少年は由香の許し通り何度も何度も達した。実際の放出を伴わないので、何度でも絶頂を極めてしまう。かつて無い経験だった。
「でも、ここは、まだこんなに元気なのよねぇ」
授業のチャイムが鳴る中、少年の張り裂けそうな分身を制服の上から押さえて、少女は嬉しそうに呟いた。
「フフ。次の時間が、楽しみねぇ」
限りない放出感を味わって、全身をグッタリさせた少年を少女がロッカーの外に優しく連れ出す。少年は歓喜と怯えの入り交じった表情を浮かべていた。
(次?、また次に由香に強烈な誘惑をされるのか!?)
「授業中はローションの効果で逝きっぱなしになるわよぉ」
(そんな・・これ以上・・・気持ち良くされたら・・・もう・・・耐えられない・・・)
「ャイヤイイッイヤーイイーヤーイイイイ、ウアイイヤーイイイー」
混乱しながら大声で叫び始める少年を、少女は慈しむようにそっと抱きしめた。
「少し心が壊れちゃったのね。でも、大丈夫よ。その分、由香が心の中に入ってあげる」
恐怖からなのか、このもの凄い快感の続きを期待してなのか、少年の体は激しく震えたままだった。
本話について、是非下記アンケートに御協力ください。
質問
選択肢
問3:
ロッカープレイについて
狭さ・拘束感・密着感最高!!
閉空間に二人っきり。大好き
ロッカーが魅力的な場所に思えてきた
こんな状況的には興味無し
ロッカーは自分一人で入る方が好き
もう少し広いとこで、自由度を増やした責めを
あまり面白くない
つまらない
問4:(一般的に) ローションは
大好き
好き
使ったこと無い
余り好きじゃない
嫌い
問5:
本話でのローションプレイ
凄くよかった
まあ良かった
どうでもよい
直接手で丹念に塗り込むべき
胸の魅惑の塊を使って塗るべき
全身に塗って絡み合うべき
あまり良くない
つまらない
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管理人:鷹巣 椎茸