初版:2006/12/07

改定:2007/01/09

MEGAZONE WORLD - 二次創作 - 取れない繭

取れない繭 03(翌日、保健室・その2)


※ 本作は、とろとろ 氏 「千蟲姫エリヴィラ」への二次創作です。


ver a1.02

「食事中に倒れたのだから、安静にさせましょう」

沙織は食事を邪魔された猫のような表情を見せている。しかし、そんな沙織の態度にも臆せず付き人はズバリと聞いてきた。

「お友達?それとも大事な人?」
「同じ委員なんです!単に、今日の仕事について言いに来ただけです」

何故か更に顔を真っ赤にしながら、沙織は力説した。

「そう、では後の事はもうい良いでしょう。私にお任せなさい」

足側に立っている付き人は、今ではベッドに手を付いて頭上の沙織と言い争っている。まるで二匹の猫が、ベッドの少年を挟んで睨み合っているような光景は、居心地が悪かった。ただ、どう見ても沙織の分が悪い。

「理由はないのでしょ?授業始まってしまいますよ」
「え、あの、その、まだ具合悪そうだから」

少年はぐっと、足首を捕まれた。全体重を掛けたような、強靱な握力。足元を見ると、付き人が沙織と話しながらも、さりげなく手の付き方を変えていた。

「これから私がタップリ面倒を見て差し上げますから。私だけで十分な筈ですよ」
「でも、同じクラスメイトじゃないと判らないこともあるから」

脚を曲げることも叶わぬほど上から強く少年を押さえつけてくる。同時に毛布が、何かの動きを伝えてきた。薄い毛布の下に、確かに何かが入ってきている。脚には触れないが、その間を小さな何かが這って来ているが振動で感じ取れる。

(ふしゅーっ)

突如股間に熱い息、いや液体が注ぎ掛けられた。

「あ、ほら。やっぱりまだ具合悪そうじゃない」
「気のせいですよ」

毛布の下の何かは濡れた股間を、ぬちゃぬちゃ音を立ててついばみ始めた。服の上からお構いなしに少年の股間に熱い口のような物が取り憑く。

「気のせいじゃないわよ、あんなに苦しそうに」
「でも、何も言っていませんわ」

少年は脚を開いたまま押さえ付けられた理由を理解した。足を閉じてこれ以上の侵入を防ぐことが出来ない。

「大丈夫なの?」
「病人の気に障りますから、さあ、お帰りになった方がいいですよ」

足首をガッチリ捕まれていては、足下から這い進んでくる物体から、どう足掻いても逃げられない。確かに足首以外はいくらでも動かす事が出来る。だが捕まれたままでは、いくら足をばたばたさせても、足下から迫るそれから離れる事が出来ない。

『何をしていたんですの?』

付き人の微かな囁き声にハッとした。足下に両手をついた付き人が、少年をじっと心配そうに覗き込んでいる。しかし、その目は何か怒っているような目つきだった。

(グニュ)
(にちゅっ)

付き人に返事をする余裕もない。股間へ蛭のように吸い付く、艶めかしく蠢く”何か”から逃れられない。沙織に気付かれないように拘束が施された上、毛布の下で少年は”何か”にひっそりと陵辱されつつあった。

『答えたくないんですか?』

沙織に聞こえないように付き人は、そっと、しかし執拗に聞いてくる。

『そう、それなら、自分から言わせて差し上げます』

(じゅぶっ・・・じゅぶっ)

ベチョベチョの股間に、どんどん熱い液体が注ぎ掛けられる。股間を嬲るこの感触に、覚えがあった。まさか。

『フフ』

付き人の密かな笑い声が少年だけに届く。やはり、これは、産卵管?

『ちゃんとおっしゃるまで、続けて差し上げます』

付き人の声と共に、産卵管が勢いよく動く。ベッドの上に手を付いた彼女の顔は、丁度少年の腰のあたりに覆い被さるような位置だった。そんな場所から妖しい蠢きと共に囁かれると、まるで声が産卵管から聞こえてくるように思える。

『さあ、たっぷりと喋らせて差し上げます』

こんなところで昨日の続きをされてしまうのか。よりによって沙織の眼前で。一気に勢いよく動き始めた産卵管の責めに、少年は冷や汗を流しながら耐えた。その汗を、目ざとく沙織が見つけた。

「あ、ほら、あんなに汗を。私が拭いてあげる」
「おかしいですわね。何か、理由があるんじゃないでしょうか。ちゃんと確かめて差し上げた方が良いと思います」

沙織は一心に少年を見つめていた。確かに何かに、苦しんでいるように見える。全体をよく見れば、付き人から少年の足の付け根まで、細長い紐が伸びたような線があることが、毛布の上からでも判ったかもしれない。

『”僕のおちんちんをチュルチュルしないで”って、言えたら止めて差し上げますわ』

付き人はコッソリと少年に囁きかけ、到底口に出来ないような淫らなセリフを強要してきた。言えるわけがない。

『ふふ、すぐに、言いたくなりますよ』

更に産卵管が服の上から執拗に纏いついてくる。そうすれば、まるで制服が溶けて中に侵入出来ると言わんばかりに、蛇のような産卵管が少年の股間に巻き付き、ひたすら甘美な嬲りを繰り返す。

「ねぇ、何処か痛いの?」
(別に)

少年は口をパクパクとさせながらも、何も言えなかった。

(にゅるん、にゅるん)

付き人は少年に沙織と話をさせないつもりらしかった。

「平気ならいいんだけど。明日の委員会とか大丈夫なの?」
「明日には、(うっ)」
「お水をお持ち致しましょうか」
「うぅぅ」

思わず呻き声が漏れるほどネットリと股間を舐め上げられた。グッショリと振りかけられた淫液の為に、服の上からでも濃厚な愛撫が肌にはっきりと伝わる。水面下でのそんな動きには気付かず、沙織は少年との話を途中で遮られた怒りで付き人を睨み付けている。

「駄目なようだったら、私が代わりにやっといてあげるから。ゆっくり休んでいいよ」
「ありが(ひゃっ)」
「冷たい水が良いですか、それともお茶を差し上げましょうか。」
「ひゅぃ」

まるで少年が付き人との会話を優先しているかのように声を奪われる。股間に取り憑いた産卵管が、巧みに少年を操っていた。

「私の話、ちゃんと聞いている?」
「…」
「今すぐお入り用ですか、でも、もう少ししてからの方が宜しいですわね」
「ぉぉお」

少年は、付き人のいいように沙織との会話を奪わてしまう。しかも、まるで付き人にはちゃんと返事をしているかのようなタイミングで、嬌声をあげさせられる。少年は股間で蠢く産卵管に、すっかり支配されていた。

「ねぇ、急に倒れちゃって迷惑しているんだからね!」

焦れてきた沙織を見やりながら、付き人は密かな笑みを浮かべた。少年にお仕置きするのに、丁度良い頃合いを見計らっていた。今こそ、その時だろう。

「えっ、何?」
「あら。何か居ますね」

薄い毛布の下を、何か小動物のような塊が走り回っている。付き人が産卵管を巧みに操って、小さな膨らみを動かしていた。

「何が居るの?」
「きちんと見て差しあげた方がよろしいですよ」

見られてしまう。毛布の下で、実は少年が産卵管に股間をベチョベチョにされて嬲られている光景が、沙織の目にさらされてしまう。だが、力を奪われた少年の指では、毛布を押さえることも出来ない。何でもないことを早く言わなければ。

「(何でも・・・)」

(ぶしゅー、ぶしゅー)

産卵管が、管先から熱いドロドロの液体を足の付け根一帯に勢いよく吹き付けては、それを柔らかな管口で吸い上げる。それが続けて何度も繰り返される。甘美な口封じだった。

『そろそろ”僕のおちんちんをチュルチュルしないで”って言った方がいいんじゃないですか』

服の上からだというのに、布越しに分身を吸い出されそうだ。液体が服など物ともせず浸透し、それを産卵管が吸い立てることで、服の中に収まったままにも関わらず、少年の分身は液体の吸引と共に激しく吸い立てられていた。あまりの気持ちよさに、声も出せない。

『それとも、じっくり見られながら逝きたいのかしら』

(にゅるにゅるにゅる、ずりゅりゅりゅりゅ)

産卵管が今まで行っていた動きは、こっそりチャックを開けようとする動きだった。ようやく開いたチャックの隙間から、一気に産卵管が入り込んでくる。

『それとも、女の子の前でもっともっとこんな事をされたくて、黙っているのかしら』

自ら屈辱的な言葉を言わされるなんて。それに、足下にいる付き人の声なら辛うじて沙織に聞こえないかもしれないが、丁度真ん中にいる少年が喋れば、間違いなく沙織にもそんな恥ずかしいセリフが聞こえてしまう。

「や、止め…」
「えっ、?」

自分に言われたと誤解して、沙織が毛布に掛けた手を止める。

『駄目ですわ、違うセリフをおっしゃっては』

ずるずると入り込んでくる管が、とうとう少年の股間を覆ってしまった。産卵口は下着の中には入り込まず、それ一枚を残して下着の上から少年の分身を産卵口に含み入れた。十分に勃起した少年の分身は、いとも簡単にその口の中へと捕らえられてしまった。

「沙織さんには、触られたくないみたいですわ」
「そ、そんな」
「私が見て差し上げた方が、良いですわよね」
「ぅぅっ」

産卵管の動きに全く逆らえない少年だった。しかし先ほどから付き人にばかり返事をする少年に、沙織が傷ついた表情を見せている事に気づけなかったツケは大きかった。

グン。

毛布がめくられる!具合が悪いのではなく、毛布の下で今までずっとイヤラシイ事をされていただけなのを見られてしまう。長い産卵管が少年の股間を嬲っているのを沙織に知られてしまう。今までの声が、苦痛の為ではなく、快感に喘いでいただけだったことを見抜かれてしまう。

グイ

急いで腹這いになろうとした少年の足首を、付き人が巧妙に引っ張って仰向けのままにしてしまう。何とか毛布を体に巻き付けて、めくられるのを防がないと。

『ほら、早くおっしゃらないと、みられてしまいますよ』

バサッ

沙織は一気に毛布を剥ぎ取った。沙織の目の前に、毛布に隠されていた少年の下半身がさらけ出される。

「ひっ」

恐怖にすくむ少年の上から、沙織がじっくりと見ている。沙織の目の動きさえ、はっきりとわかる。

(ぐちゅーっ)

彼女の目が少年の腰に向いた途端、繭が一気に窄まる。同時に、制服の中で巻き付いている産卵管も、少年の股間をきつく締め上げる。丸見えなのにベチョベチョでグチュグチュの快感が、台風の渦となって腰に発生する。

『見られてしまいましたわね。ふふ』

沙織の凝視の中、今にも逝ってしまいそうだ。こらえきれない腰が、ヒクヒクと上下してしまう。ニュルニュルの産卵管に逝かされる瞬間を、しっかり見られてしまう。少年は、今にも飛びそうになる意識を必死で押さえ込んだ。

『ふふ、今にもいっちゃいそうですわね』

毛布を全部取られて、自分の足がくっきりと見える。そして、少年の股間から付き人にかけて伸びる、筋。管ではなく筋?

「確かに何かいるようだったのに」

沙織が呟くように、何処にも産卵管は無かった。ただ、何か産卵管の輪郭のような細い糸が二本見えるだけだった。糸?自分の足に触れる産卵管の感触がなければ、そこに糸があることにさえ気付かないような細さだ。

『今は、同じ色にして見え難く致してますのよ』

カメレオンのように周りと色を合わせた産卵管は、完全にシーツや制服の色の中へ完璧に溶け込んでいた。ただ、管が震えると、どうしてもその輪郭が糸のように見える。それ以外は完璧な擬態だった。

(ぐちゅっ)

動かない限りは。

『さあ、早くお願いして下さい。さもないと、今度は色で隠して差し上げませんわよ』

少年の股から引き出された産卵管の先はぬらぬらと光る緑色だった。残りの管が見えなくなっているだけに、少年の股間から緑色の筒が顔を出したように見える。緑色の短い筒は、沙織の目を避けて、タイミング良く出たり引っ込んだりの悪戯を繰り返す。

(ぐちゅっ。ぐちゅっ)

こんな状況なのに、規則正しく少年の分身を嬲る。下着越しにもかかわらず、産卵管は恐怖以上の快楽を引き出してしまう。たった一枚の下着は何の役にも立たない。管から多量の粘液を滴らせながら、制服の中でじゅるじゅると少年を嬲り続けている。偽色でごまかせない外との境目部分の動きだけが、内部での凄まじい責めを物語っていた。

「そんなことをしたらいけませんわ。お具合が悪くなってしまいますよ」

沙織をけしかけておきながら、しれっと付き人は言い放った。これでもう、何があっても沙織は二度と毛布をめくらないだろう。例え付き人が、毛布が波打つぐらいきつく少年の股間を嬲ったとしても。

「さあ、これ以上邪魔をしないで帰って下さらないかしら」

沙織が涙目になった。今にも泣きそうな面持ちで必死に訴えかける。

「私はちゃんと汗も拭いてあげたのに。あなたなんか、何にもして無いじゃないですか」
「ふふ。そうですよね。私、何にもしてないですわね」

付き人は沙織ではなく、少年の目をじっと見ながら甘い声を奏でた。何もしていないことをアピールしながらも、少年の股間を執拗に嬲り続ける。

『気持ちいいんでしょ』

(くにゅっ、くにゅっ)

産卵管咥内で揉み出されるようにして、少年の分身は下着の窓から引きずり出された。ビンビンに猛り狂った少年の繭に向かって、産卵管が一気に突き刺さった。

『言わないって事は、タップリ逝かされたいのかしら』

繭があるのに、どうしてこんなに産卵管の動きを直接感じるのか。繭同じ組成で出来たその液体により産卵管は易々と繭と融合し、更に繭内にまで侵入する。とうとう繭内にまで、熱い液体が一杯入ってくる。体温とほぼ同じ繭内よりもずっと熱い液体が注ぎ込まれてくる。

(ピチュチュチュチュチュッ)

次々と液体が繭の中へ注ぎ込まれる。液体というより粘液だ。どんどん繭内の圧力が高まっていく。今や高圧縮の液体が充填した繭内部は、濃厚な粘体の坩堝と化していた。粘体の奏でる濃厚な愛撫。もしも粘体が動き出したら、あっという間に天国に飛ばされてしまう。ただ、沙織が正気に戻った今は、粘体も動かない。だがもし、沙織が少年を舐め始めたりしたら。沙織が正気のままで居てくれることを願った。

「あのね、私、………、さっきみたいに拭いてあげてもいいよ」

沙織が。何かを吹っ切ったのか、また妖しい声を出している。

(ずびゅびゅじゅびゅ)

す、吸われる。繭の中で吸われる。暖かな繭の中に詰まっている液体を、産卵管が吸い上げる。少年の分身まで一緒に吸い込んでいきそうな勢いで激しく吸い立てる。真空になるまで繭の中をきつく吸われた。繭に包まれているのに、更にその中で責められる。今や分身は、二重の快楽にくるみ込まれていた。

続いて産卵管がネッチョリトとした熱い液を吐き戻す。前からの液と、何か新しい液が混ざったイヤラシイ粘体が繭の中に封入される。真空になった繭の中隅々まで熱い液が染み渡る。当然、分身にもベッタリと絡み付く。繭の中でフェラチオのような吸引が繰り返し行われた。直接吸われずに、周りの粘体をを吸い上げられるのが非常にもどかしい。分身に絡み付いた粘体をチュルチュル吸われると、直接分身を吸われるよりも遙かに官能的な摩擦が引き起こされる。

「い、いい」
「そう、やっぱり」
『この刺激が、イイってことなんですね』

違う。切れ切れに、辛うじて発した言葉が誤解される。

「いっ、いい、ょ」
「遠慮しなくてもイイよ。私、もう気にしないことにしたから」
『ふふ。どうしても言いたくないの?それとも、もっと凄いお仕置きをして欲しいのかしら』

沙織が綺麗に赤く染まった顔を、どんどん近づけてくる。

『あら、凄いことになりそうね』

大丈夫。さっきも耐えられたのだから、きっとなんとかなる。

『あら。それはどうかしら。ふふ。これでも我慢出来るかしら』

少年の考えを見透かしたかのように、妖艶な声と共に産卵管がどんどん繭内に侵入してくる。少年の分身と比較すればあまりに小さな産卵口なのに、分身を頭から一気に食べた。小さな口に比べ、あまりに大きすぎるカリ首を強烈な吸引と蠕動で無理矢理その内部に吸い込み、分身の根本まで余すところ無く産卵管壁で覆ってしまう。繭の中で少年の分身は二重に包み込まれていた。

(ニュルニュルニュルニュル)

管が少年の分身を吐き出してゆく。ゆっくりゆっくりと、小さな口で、大きな少年の分身を締め付けながら吐き出し続ける。一度管内に含まれた分身は、その剛直表面にぬらぬら輝く小さな卵をタップリと纏い付けている。

再び産卵口が唇を少年の分身へ伸ばす。自在に伸び縮みする産卵管に、少年の分身は何度も丸飲みされては吐き出される。

『ね、凄いでしょ』

今や少年の分身はその周りに、繭分泌液と未受精の卵が交互に絡み合った二重の螺旋にまとわりつかれていた。濃厚な液体の中で、その甘美な粘体の螺旋は、蠢く襞となって少年の分身を愛撫する。液体というより二種類の肉襞が、精液を搾り取るような強烈な動きを見せる。

「(あ、ぁぁ)」

少年は口を大きく開いてしまったが、必死に喘ぎ声を抑える。ピンク色に染まった少年の口に、沙織の顔が徐々に吸い寄せられるように近づいていく。

「(や、やめ)」
(クチュッ。クチュッ。クチュッ)
ゆっくりと伸縮していた産卵管が、ピッチを上げ驚異的な速度で少年の分身を嬲る。秒間数回の信じられない速度で、鈴口から根元までが吸ったり吐き出されたりする。産卵口はドロドロの卵を溢れ返させながら、少年の分身をきつく締め上げて、出し入れの都度にとろけるような快感を発生させる。産卵管の中に吸い込まれれば大量の小さな卵と内部で蠢く産卵管壁の蠕動が、吐き出されれば繭内部に生じた二重螺旋の粘体が天然の肉壁となって少年の分身にまとわりつく。

人間の限界だった。

「!(びちゅっ)」

恥を忍んで、付き人に責めを止めてと懇願しようとした瞬間、沙織の口から生暖かな舌が伸びてきて少年の舌を封じた。そして、ゆっくりと綺麗なその唇を少年にピッタリと合わせ始める。少年の声も、呼吸も、分身も、沙織の中へ全て飲み込まれた。

産卵管から亀頭に、一際熱い粘液の塊がベッタリ吹き付けられ、少年の射精を封じる。高粘度の塊で繭を密閉し、産卵管は少年のペニスを繭内の螺旋の中へ取り残した。沙織の舌にあわせ、繭内の支配権を完全取り戻した二種類の螺旋が、それぞれ独自の動きで激しく複雑にニュルニュルの圧搾を開始する。受精卵と未受精卵は微妙に異なるその二つの感触で、少年の分身を責め立てる。

沙織の舌が喉の奥にまで差し込まれ、少年の舌を蹂躙する。彼女の舌が巻き付くように少年の舌や口腔を撫で回す。分身もまた絡み合う二枚の何かにしがみつかれ、ニュルニュルグチョグチョの蜜壺を味あわされる。上と下から魂を揉みしだかれ、少年は経験したことのない頂へと登り詰めてしまった。砲身を塞がれた大砲が、連続で空打ちを繰り返す。

激しく身を打ち振るわせる少年だが、足首を付き人に、肩を沙織に押さえられ、まな板の上の魚のようにベッドの上へ釘付けにされていた。やがて少年が腰を激しく振るわせながらも、ベッドの上で徐々に力を無くしていく様を付き人はじっと見守っていた。少年が失神したのを見届けた付き人は、しばらくすると横目でちらりと陰のベッドを見ながら保健室を去っていった。




隣のベッドには、少女がずっと息を殺しながら寝ていた。横からだと、少年が何をされているのか毛布の膨らみと、その動きですっかり判った。少年がひたすら長い間責められ続け、痴態を晒すのを、まざまざと見つめ続けていた為に、全身はじっとりと汗ばんでいる。あまりの興奮に、褐色の肌は油を塗ったように輝いていた。多量の汗で光る胸を、大きな息で弾ませながらも、物音を立てずに最初から見続けていた。妖しい行為が終わった後も、その目は魅せられたように少年の姿から一時も離れなかった。

「私も、あそこまで鳴かせてみたい」

口の中で、誰にも聞こえないように由香は呟いた。



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問1:ちなみに、まだ

 もっとじっくり沙織の責めが必要
 もっとじっくり繭の責めが必要
 もっともっと妖女の責めが必要
 この程度で良いので次話へ
 妖女と繭のコンビネーションが必要
 妖女と沙織のコンビネーションが必要
 もう少しあっさりした方がいい



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管理人:鷹巣 椎茸