初版:2010/07/22
改定:2010/07/22
MEGAZONE WORLD - 小説 - 調印式

調印式 その4


調印式に赴いた王子を、妖艶なメイドが もてなします 絡めとります

「お体の具合はいかがですか?」

視線を絡めたままルセッテが尋ねてくる。
香油を使い果たしても、右腕の上に寝転んだままだった。

「顔色が、少し赤いですわね」

あ、当たり前だ。
今もズキンズキンと股間が疼いているのに。
大量の液体を股間に塗り込まれ、その全てが皮膚から浸透しつつある。
見たことのない液体を、性器に直接塗られてしまった。
抗おうにもルセッタは性器を手の平で覆い込むようにして、一瞬たりとも逃しはしなかった。
絶え間の無い淫らな愛撫と、絶妙にコントロールされた指の動き。
ルセッタが与えてくる快感の奔流に、なすすべもなかった。

今しがたの事を思い出しただけで、下着の中に戻されているにもかかわらず、即座に分身が固くなってしまう。
その上、ルセッタが腕の上に覆いかぶさったまま動かず、必然的に未だベッドから起き上がれない。
ギリギリまで股間に溜め込まされた快感と、腕にすがりつく美人メイド。
理性は、まだ辛うじて残っていた。

「も、もう……香油……は……終わった……よね?」
「ええ、終わりましたわ」
「だったら、もう……」
「いいのかしら?」

もう、頭が……うまく……回らない。
何か足りない事があるのだろうか。

「私の事、お忘れですか」

反対側、つまり左腕の上から話しかけてきたのは、美しく輝く褐色の肌を誇るパメラだった。

「それとも、ルセッテの指が私の事など忘れさせてしまうほどに凄かったのかしら」

い、いや……。別……に、忘れていたわけでは……無い。
ただ、ルセッタの手が
粘度を持ったあの液体を単に付けるのではなく、その潤滑を生かして塗り込んでくる、あの手が!
5本の指を巧みに操り、香油が肌から染み込む程強く握ってきたかと思えば、触れるか触れないかの微妙な 接触を保ったまま塗りつけてきて。
沸き起こされる快感を耐えるのに精一杯で、他のことなど……全く……考えられなかった。
……!

「やはり、私の事を『忘れて』いらっしゃったのですね?」

何その言葉の区切り方。
ああ、こっちを睨みつけている!

ちょっとくらい怒っていても、パメラの悩ましさは全く損なわれない。
口を開くたびに肉厚の唇がぬらぬらと輝き、男の妄想を強烈に掻き立てる。

(あの唇でキスをされたら、どんなに凄いテクニックを披露してくれるのだろうか)
(舌が蕩ける様なキス? それとも、どこまでも吸い込まれるような強烈なキス?)

思わずそう考えてしまいそうなほどに、濃厚な魅惑を発散する、妖しい唇が近づいてきた。

「今日からは、私もお塗り致しますわ」

つ、続きを! それは嬉………………いや……それは……駄目……だ。

「覚えてらっしゃらないのですか? 毎晩、私が塗って差し上げていましたのに」

え、……

「フフ。当然ですわね。何時もぐっすり眠ってらっしゃられましたから」

無防備に眠っているとき、毎晩パメラにもあの香油を塗られていた?
そう考えただけで、海綿体がガチガチに固くなってしまう。

(未だ勃起の収まらない、こんな状態で香油の2度塗りなんかされたら)
(どんなに気持ちいいんだろう)

「あら。お塗りする場所は、ルセッタとは別なところですわ」

挑発的な視線が、こちらの身体の状態を確かめるように眺めまわしてくる。
その目が動くにつれ見つめられている箇所に、まるで撫でられているような快感が身体に走る。

「毎晩どこを開発されていたのか、本当にご自覚が無いのですか?」

ま、まさか?



アンケート:受付終了しました    集計期間:2010/07/22(木)〜24(土)

質問 選択肢
問1:
パメラに毎晩(密かに)開発されていた部位は?
 口腔。パメラの舌が口の中に入ってきたら、それに逆らえない。
 アナル。腸壁や前立腺はパメラの責めを、しっかり覚えている。
 乳首。女性のように敏感な乳首に造り替えられてしまう。
 耳の穴。舌を入れながら囁くパメラの声に、身体は逆らえない。
 首筋。首筋を舐められただけで全身の力が抜け切ってしまう。
 その他
 未選択
以下の公開可否
 公開OK
 非公開(私信)
回答者のニックネーム

※8文字以下推奨。
自由記述

※目安:全角20文字程度。長い場合は(同一ニックネームで)複数回送信を推奨

送信 ※ 2010/07/24 集計締切りました


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管理人:鷹巣 椎茸