初版:2007/06/24
改定:2007/06/26
女子更衣室内誘惑責め・その10A
ver 01.01
あの指で、ジュブジュブに扱かれる!
ヌルヌルの粘液をタップリ塗りつけた由香の手が、少年の目の前を降下し始める。
あんな手で分身を扱かれる。
そう思っただけで、身体に震えが走る。
「興奮するんでしょ」
スラリとした和美の指が、今も分身を撫で廻している。
少年の反応を、一番簡単に読み取れる場所。
背後から密着するようにして、右腕だけを少年に巻き付けている。
接触しそうでいて、微妙に身体を触れさせない二人の少女。
少年の身体と少女達の肌。その僅かな隙間から、蠱惑的な香りが昇ってくる。
香水などではない。
少女の身体が放つ、濃厚な芳香。
吸い込めば吸い込むほど、躰が芯から熱くなる。少年の理性を狂わせる、淫靡な香り。
「私の手と、由香の手。感触の違う二人の手が、ココをタップリ扱くの」
囁きに合わせるようにして由香の手が、少年の股間に向けてユックリと下がってゆく。
勝手に分身が、その鎌首をますます激しく振りたて出す。
期待に疼く器官を抑えることが出来ない。
そんな少年の反応を余す所無く読み取りながら、和美が耳元で囁いてくる。
「女の子の手って、とっても柔らかくって、気持ちいでしょ」
それはもう。第一、今まさしくそれを分身で味わっている。いや、味遭わされている。
「そこを、ローションみたいなあのヌルヌルを付けた手で触られると・・・」
触られたら?
「・・・もうデートには行けないわね」
(デート!)
「今日は、デートに行く筈だったのにね」
違う。”だった”じゃあない。今日、これから、ちゃんと行くんだ。
「無理よ。あの手で撫でられたら、恋人の事なんか何も考えられなくなっちゃうのよ」
(そんな)
「もう恋人のことは諦めて、気持ち良くなりましょ」
やっと、デートに漕ぎ着けたのに。
初デートにさえ行かないうちに、恋人を無くしてしまうなんて。
そうだ、耐えきればいいんだった。
もうすぐ、休み時間が終わる。
それまで、なんとか耐えきれさえすれば。
「ふふ。何も考えられなくなるって言ったでしょ。無駄よ」
無駄なんかじゃない。何か手がある筈だ。
そう、恋人の姿を思い浮かべて耐えるんだ。
「あら。まだ、恋人の姿が思い出せるの?」
背後から、揶揄するように和美が囁きかける。
何故、頭の中で考えていることまでも和美に判るのだろうか。
知られたって、問題は無い。頭の中にまでは、彼女達も手は出せない。
「ふふ。本当に、ちゃんと思い出せてる?」
からかう様な和美の口調が気になった。
さっきから、何故そんなことを聞いてくるのだろうか。
恋人の姿など、忘れるはずも無い・・・・無いけど・・・
何かがおかしかった。
図書館で出会ったあの時、その姿は何時だって鮮明に覚えている。
今だって、ハッキリと思い出せる。
それなのに。
何かが・・・おかしい。
少年には、何がおかしいのか、自分でもよくわからない。
だが、考える時間は与えられない。
纏い付いているのは、背後の和美だけではない。
正面からも、由香が囁きかけてくる。それも、少年の瞳をジッと見つめながら。
「私達に抵抗しても、無駄よ。さあ、うんと気持ちよくなってね」
目を逸らそうとすれば、見事な乳塊の谷間に引き込まれそうになる。
あの妖艶な二つの塊を見ちゃいけない。
そう思っていても、やっぱり目を奪われる。
由香が身動きするだけで微妙に形状が変わる。
その揺れ具合で、柔らかな淫肉が、あの中にはビッチリ詰まっているのが判る。
なんでなんだ?。
恋人のことを考えようとするだけで、由香の胸を見てしまう。
あの、胸。
小悪魔のみが持つ、魅惑の乳房。
揺れ方だけではなく、放たれる芳香にも強烈な吸引力がある。
そう。近づくほど香りが強くなる。
今日まで嗅いだことの無かった、蠱惑的な香り。
もっと顔を近づけて、胸いっぱいにあの香りを嗅いで見たい。
「ほおら。恋人の胸、覚えてないんじゃない?」
香りでピンク色になった頭に、和美の言葉が飛び込んでくる。
そうだ、ぼーっとなっている場合じゃない。
思い出すんだ。恋人の胸だ。
胸・・・
・・・・
・・・・あれ?
覚えているのに・・・?。
服の下の生乳だって、見たことがある。
ちょうど、そう・・・・こんな・・・
・・・こんな・・・
何故か、思い出した恋人の双球は、目の前にある二つの魅惑的な乳塊そのもの。
違・・・う・・・。
違うことは判るのに、思い出せない。
いや、思い出せないわけじゃない。
ハッキリ覚えている・・・けれど・・・。
覚えているのに?!。
確かに、覚えている。
けれど、これは・・・
記憶が・・・記憶が違う!!。
まさか・・・思い出が、書き換わっている!?
決して、忘れたわけではない。
あの形は、鮮やかに思い出せる。
ただその姿が、目の前にある魅惑の塊そのものに成り変っている。
「ほら、もう恋人の事なんか、覚えて無いんでしょ」
今までは、こそばゆいぐらいに耳元へ囁きかけてきた和美が、断定的に強く言い放つ。
そんな馬鹿な。こんなことぐらいで、忘れてしまうわけが無いじゃない・・・か。
恋人の事は、いくらでも思い出せ・・・・・・・・・。
必死に思い出そうとする少年を横目に、和美と由香は肯きあった。
「でも、もう覚えてないんでしょ」
「何か思い出せること、あるの」
どう・・・して。
姿を思い出すと・・・必ず胸が・・・でも胸は・・・
恋人の沙也香を気にしだしたきっかけは、確かに胸だった。
だから、姿を思い出そうとすると必ず・・・胸が・・・でも、胸は・・・
たった一部分の書き換えが、全ての想い出に忍び込んでいる!
想い出への浸食が止まらない。
書き換えられていない恋人の姿、きっと・・・ある・・・筈・・・。
「もう、少しも覚えていないのかしら」
「その程度の想い出だったのね」
違う・・・
二人がかりで少年に思い出させようとしていた。そう、その心に秘めている恋人の姿を。
まだ書き換えられていない恋人の想い出。
その無事な記憶を、少年に自白させようとしていた。
しかし記憶を蝕まれて動転している少年は、そんな企みには気付かない。
顔・・・当然胸が一緒に・・・
腕・・・やっぱり胸が一緒に・・・
どんな姿を思い出しても、必ず胸が見える。
つまり少年がそれだけ恋人の胸を気にしていたということにもなる。
そしてその胸の記憶は、もう、由香の胸に浸食されてしまっている。
それはもはや恋人の記憶のようであっても沙也香とは別人だ。
それなら、胸を含まない想い出を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・後ろからだって判るのに、胸を含まない想い出なんて・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・あった
そう、手。
手だ!!
判らないところを、優しく教えてくれた沙也香の手。
文字通り、自分の手を取って教えてくれた。
少年の手を握る沙也香の小さな手。
そして小鳥のように柔らかなその感触。
良かった。無事な想い出がちゃんとあるじゃないか。
少年は大切な記憶を胸に、あと僅かな時間を何とか耐えきってみせる覚悟を決めた。
『ふふっ。もう、顔も思い出せないんだ』
『そう、後は”手”だけなのね』
二人の少女はコッソリ囁き合う。
それに気付くことなく、少年は恋人の手を一心に念じていた。
(ヌチャッ)
しかし、いかなる言葉よりも、その音の方が雄弁だった。
一旦広げた拳の隙間に、無数の透明な糸が尾を引く。
かなりの粘度をもった液体で覆われた由香の手。
指1本分の隙間を空けて握りしめられた優雅な指筒。
親指と人差し指で作られた狭い入り口からは、蜜のような液体が滴り落ちる。
「どんな風に・・・されたい?」
由香の手から、ドロリとした透明な液体がしたたり始める。
水とは違い、さらさら流れ落ちたりしない。
手の平の形を保ったまま、ゆっくりと下に垂れ始める。
まるでアメーバか何かのように、透明な身体をくねらせ、指の間から這いずり出る。
「根本から先っぽにかけて、この指を一本一本巻き付けるようにして、ベッタリ覆って欲しい?」
手を裏返し、垂れ墜ちる寸前の粘液を、由香は再び指に巻き付ける。
しなやかな手が、まるで透明な手袋に覆われたようになる。
「それとも、フフ」
分厚い透明なグローブが中へ折り込むように曲げられると、細長く透明な筒が作り出される。
「この指で作ったヌルヌルの円筒に、ソレをを入れてみたい?
親指と人差し指で作った、この小さな穴へ」
目の前に差し出されていた由香の手が、ターゲットを目指し下降してゆく。
「ね、どっちが良いの?」
由香に囁かれるだけで、想起されるイメージが少年を追い込む。
分身はピクピクと御辞儀を、痙攣でもするかのように繰り返している。
「お望みのままに、してあげる」
アンケートご協力有難うございました。(集計難航中)
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管理人:鷹巣 椎茸