初版:2007/01/13
改定:2007/01/13
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小説
- 女子更衣室内誘惑責め
女子更衣室内誘惑責め・その4
少女の蠱惑的な躯が、透明化した少年を誘惑する
ver 01.00
まだ、滴が見えてしまっただけだ。全身は透明なんだから、二人に手助けして貰わなくても、きっとなんとかなる。
すかっ
合図を伝えようとした少年の手が、空を切った。
(えっ)
自分の手が透明だと、距離感が良くわからない。でも。
すかっ
また、空を切った。こんなに近くにいるのに触れないのは、距離感の問題だけでは無い。少年の手が見えていない筈なのに、由香は微妙に手を動かしてかわしている。
「お返事は、無し?」
「そんなに由香が嫌なのぉ?」
嫌いとかそういう問題じゃない。触りたいのに、触れない。しかも、口を開いたら見つかってしまうので、もう意思の疎通方法が無い。
「そんなに、見つかりたいのかな」
「みんなにあそこを触られたいんだぁ」
(早く触らなくちゃ)
「もう、時間無いわよ」
「そろそろ移動しないとねぇ」
今度は、避けたり出来ない由香の胴体を狙おう。避けたり出来ないように両手で、勢い良く腰を狙えばきっと触れる。
(ほら1回、)
「あんっ」
由香が上げた嬌声が、2回目に取りかかろうとする少年の頭を真っ白にする。しかも素晴らしいくびれが、腕の中にあった。想像以上に華奢で細いそのくびれが、ピッタリと手に収まる。由香の腰に、思いっきり抱きつくような格好になってしまった。腕に伝わる思わぬ感触に心臓が飛び跳ねる。
「こんな時に、興奮しちゃったんだぁ」
だが、由香は嫌がるそぶりを見せるどころか、甘い声を少年に浴びせる。
(違う、これは合図を)
血液が沸騰するように熱く体を巡り出すのが判る。より強く抱きしめそうになるのを必死にこらえる。腕の中にある、由香の甘い体の事など考えないようにする。
「これぇ、返事なのぉ」
(そうだ。抱きついたんじゃない)
「うふっ。1回ね。いいわよぉ」
(・・・1回・・・?・・・)
そう、1回しか抱きついていない。これ以上由香に抱きついたりしたら、自分がどうなるか判らなかった。
「ふうん、やっぱり由香に助けて貰うのね」
(由香の隣の子は、一体誰なんだ)
「和美って呼んでね」
少年が何も喋らないのに、和美は答えを返してきた。まるで、少年の考えが全て伝わっているように。
「でも、残念だわ。どうしてお返事を、由香にしたの」
(えっ?)
「和美にしてくれたって、良かったのよ。それとも、もうすっかり由香に逆らえなくなっちゃったのかしら」
(なんで、由香に返事をしたんだろう・・・)
「本当は、由香から逃げていたんでしょ」
(そう。由香に見つからないようにしていたのに)
「だったら、どうして由香に触ったの?」
(どうしてなんだろう・・・)
自分でも判らない。ただ、見つかりそうになって無我夢中で選んだのが、たまたま由香だったんだ。そう、理由なんて全く無い。
「そうかしらぁ?もう、自分では気付けないのね」
すらりとした肢体をくねらせながら、和美が聞いてくる。まだ着替えを始めていないにも拘らず、その肉体から放出する色香は制服を纏っていても、全く抑えられていない。
(引き締まった由香とは逆に、むっちりやわらかそうだ)
「どうして由香の躯がピチピチに引き締まっているって判るの?」
(だって)
判るも何も、今こうして腕の中に・・・・。
中に・・・
「ほら、自分では気付かなかったのね。ずっと、由香の躯を抱きしめたままじゃない」
(そんな)
「ずっと、触りたかったんでしょ」
(違う!。絶対そんな事は無い!!)
「じゃあ、和美の体にも興味ないのかしら?」
顔を触れんばかりに寄せて聞いてくる。少年の体は、見えないはずなのに。どうして顔の位置が正確に判るのだろうか。
「お返事は?」
頬を舐めんばかりに体を接近させて和美が聞いてくる。厚い舌が、とても目立つ。
(柔らかそう)
「ねえ、私の体、本当に興味ないの?」
体をくねらせたときの、揺れ方が違う。今にも何かがはじけ出しそうに引き締まっている由香とは正反対だ。触れば触っただけ、しっかりと受け入れてくれそうな、そんな体つき。至近距離から見せつけるように、その体が揺れ動く。
(あの舌も、きっと柔らかいに違いない)
「フフ。試してみる?」
頬を舐めんばかりにして和美が聞いてくる。
声に出していないのに、少年の考えはことごとく和美に見透かされる。
「舐めてあげてもいいのよ?でも、そんなことをされたら、透明じゃ無くなっちゃうわよ」
そうだった。
「だから柔らかいかどうか、まずは手を触ってみれば判るわよ」
そうだ。
うん。見た目違わず、とてもやわらかかった。
「わぁ、やっと触ってくれたぁ」
「あんまり遊んじゃ駄目よぉ。ワタナベ君みたいにしちゃうつもり?」
由香が軽くたしなめるが、どうやら和美は自分の体を少年に触らせるのが目的だったらしい。でも、”しちゃう”って?。アイツが飛び出ていったのは、和美に何か凄いことをされていたから・・・なのか?
「ワタナベ君みたいに、して欲しいかな?」
ゾクッ
にこやかに和美が聞いてくるが、少年は本能的に怯えた。ヤバイ。絶対ヤバイ。優しそうに見えるけれども、何かが違う。
「そんなことないわよ。和美はたくさん尽くしてあげるわよ」
「特に、”強い”子にはね」
(”強い”って、なんの事なんだ)
そうええば、由香も最初そんな事を言っていた気がする。
「フフフ。だって、今日はデートに行くんでしょ」
(当然じゃないか)
「由香に狙われているのに、凄いじゃない」
(それって、褒められるようなこと・・・なんだろうか)
「由香から逃げようとしているのに、由香に助けて貰うのよね?」
(何かおかしい・・・の・・・か?)
「フフ・・・・・・。もう、考えられなくなっちゃってるのね」
(どういう・・・こと・・・だ?)
「さすが由香ね。もう半日で、こんなところまで追い込んでいるのね」
何か大事なことを和美が言っているようなのに、それが何なのか良く解らない。
「気にしなくていいのよ」
(いいんだろうか)
「ただ、とっても、良くなるのよ」
(何がいいんだろう)
「気持ちいいこと、好きなんでしょ?」
和美が、少年をじっと見つめながら聞いてくる。
「でも、まだ頑張ってるのね」
(話が、全然わからない)
「まだ、判らないの?」
判らなかった。
「んふぅん。あなたの手よ。とっても、いいわぁ」
(俺の手?)
少年の手は、まだ和美の手を、いや、いつの間にか腕を触ったままだった。さっき触ったのは、和美の手だった筈なのに。
「手首から、ゆっくり肩に向かってジワジワ撫でてくるなんて、随分期待させてくれるのね」
(違う。そんなことはしていない)
慌てて、手を和美から離そうとする。
(離れ・・・ない!!)
自分の手が、ピッタリと和美の腕と貼り付いていて、離れない。
くっついているわけではない。少し動く。動くけれども、手は何故かジワジワと和美の腕を這い上がるようにしか動かない。
(早く、離さないと)
強く言い聞かせないと、自分の手なのに、なかなか言うことを聞かない。手がこのまま上まで行ってしまうと、とてもまずいこと気がする。
にゅん
やっと手が、気持ちいい和美の腕から離れた。
(気持ちいい?)
触っているだけで、異常に気持ちよくなっていた。触っていただけなのに、あり得ないほどの、この気持ちよさ。和美の体に触っちゃいけない。
「あんっ。もっと触っててもいいのに」
これ以上触っていたら、どうにかなってしまったに違いない。
「本当は気持ちいいことが大好きなのに、我慢しているんでしょ」
和美が悩ましげに語りかけてくる。体だけでなく、声もまた柔らかい。すぐ傍から発せられる声が、少年の心に直接語りかけてくる。
「気持ちいいことをいっぱいされたいのに、まだ耐えているのね」
(和美の声、気持ちいい)
「我慢すれば我慢しただけ、もっと気持ちよくなるわよ。だから、我慢してるのね」
(・・・我慢するほど、もっと気持ちいい・・・)
「フフフ。とーっても、気持ちよくしてあげるわよ」
「だーめーっ。由香のなんだからねぇ」
由香が間に割り込んできて、少年は正気に返った。
(一体、何をされていたんだ?)
心の底に囁かれた和美の声。ハッキリ聞こえていたのに、よく思い出せなかった。
「ほら。それより、手伝ってぇ」
いつの間にかピッタリと寄り添った由香が、甘く囁いてきた。
(な、何を?)
「もぅ。早く脱がせてよぉ」
由香が体を扇情的にくねらせながら、上着を取れと少年に催促している。そんなに体をくねらせると、長い脚が少年の分身にあたってしまいそうだ。そんなギリギリの距離で、由香が悩ましく少年にねだっている。
「離れたら見えちゃうのよぉ。いいの?」
(そんな。近すぎる)
「隠してあげてるのにぃ」
全身を揺すって由香が抗議する。
(あたっちゃう!あたっちゃう!!)
「この変な姿勢のせいで、上手く着替えられないんだからぁ。ほらっ」
由香の躯を見ると、どうしても至近距離で蠢く大きな双塊に目を吸い寄せられてしまう。だから、必死に他の方向を見ようとしているのに、由香がそれを許さない。
「本当は、見たいんでしょ?」
和美が横から声をかけてきた。だが、決してそんなことは無い。
「どうして?見たいから、ここに忍び込んできたんでしょ?」
逃げ先を読まれないように、盲点を突いてここに隠れていただけなのに。和美は誤解している。
「本当にそうなのかしらね」
沙也香の着替えなら見ていたいが、別に由香の着替えを見に来たわけではない。
「本当は見たいんじゃなくて、由香の着替えを見させられたいのよね」
違うのに。
「そお?。なら、こうしましょう」
目の前に、バスタオルが掲げられた。
(見えない。いや、見えなくていいんだ)
「ちょっとぉ!まだぁ?」
(まだって何が?)
「由香の着替ぇ、手伝うんでしょぉ」
見えないんだけど。
「大丈夫よぉ。ほらぁ」
由香に手をつかまれて、導かれた。少年はおずおずと、上着(だけ)を慎重に掴む。
スルッ
脱げた、らしい。いかにもな音がしたが、タオルのお陰で姿は見えない。いや、別に見たいわけじゃない。
「ほら、こっちもよぉ」
また、手伝わされる。タオルの目地越しに見えるかと目を凝らしてみるが全く見えなかった。
「ちゃんと持っててねぇ」
由香は、必要以上に時間を掛けてゆっくりと着替えをしている様に思える。まるで、由香は、少年の手に自分の下着姿を覚え込ませる様に、不必要なまでに体を動かした。見えないのに、導かれる手の動きで由香の体を実感してしまう。由香の肩の高さとか、腰の位置を、目ではなく腕がどんどん直接覚えてゆく。
「まぁっ。さっきから全然小さくなりませんね」
和美に言われるまでもないが、ずっとこうなのだ。見えなくても、手に取るように由香の体つきが伝わってくる。どちらかといえば、見るよりも遙かにリアルな感触だ。膨らみとか、くびれ方が、手の動きそのままに、はっきりと判ってしまう。
「あんっ」
「駄目ですよ、触っちゃ。ほら、くっきり見えてますよ」
そんなつもりは無かった。でも、見えないからどうしても触ってしまう。
「見えないから、だよねぇ」
「本当にそうかしら?」
「そんなに触られて無いよぉ」
「まるで撫でるみたいに、あちこち触ってたじゃない。そうすると、気持ちいいんでしょう」
それは不可抗力だ。見えないし、気持ちいいし。
「由香は気にしないよぉ」
「本当は触りたかったんでしょ」
だがら、違うって。
「あんっ」
「ほら。今やっていることは何なの」
(何なのって?)
手が・・・。
手が、何かを持ち上げている。
揺れ動く何かを、チョットだけ持ち上げてしまっていた。少年の手に応じて、くっきりと形を変える軟らかな塊。
これは・・・。
「きもちいいぃよぉ」
「揉んでるわね」
違う。揉んでなんかいない。これが何なのか、ちょっと確かめようとしただけだ。
「もっとぉ。うぅぅん。いぃ、よぉ」
「やっぱり」
由香の嬌声を聞いていると、止められない。
(止められない?)
揉んでいる。素晴らしいものを揉んでいた。もう手が、離れない。
「もっとぉ〜」
「いいのかしら。透明でも、そんなことをすると見えちゃうわよ」
少年の手が見えなくても、由香の淫らな肉塊に食い込んだ凹みは手の形をしていて、そこに誰かの透明な手があることをはっきりと教えている。
「んん〜」
離そうとしても、まるで手をそこに引き戻すような弾力が立ち塞がる。そればかりか離れていく少年の手に、切なそうな由香の声まで浴びせらる。
「透明でも、触っちゃうと何をやってるのかバレちゃうんですよ」
折角透明になっているのに、少年は声を立てることも、触わることも出来ない。
(俺は、別にそんなことをしたいわけじゃない)
それなのに、体が疼いて気が狂いそうだった。
「フフ。お手々の方は、もう素直にされちゃってたんですね」
和美の言葉が、少年の心に妖しく忍び込む。
既に次話を掲載していますが、もし宜しければ本話短編について、是非下記アンケートに御協力ください。
質問
選択肢
問1:体が疼く少年は
揉む。手が勝手に胸を揉みまくる
撫でる。手が勝手に体中くまなく撫でまわす
覗く。こっそり着替えの様子を見る
こすり付ける。目の前の太腿になすり付け出す
こする。自分で自分をこすりはじめてしまう
なんとか我慢する。
撫でられる。我慢できなくなる寸前まで撫で回される
揉まれる。我慢できなくなる寸前まで揉みたてられる
こすられる。我慢できなくなる寸前までこすられる
平然としている。(大して魅惑されなかった)
問2:次話
そろそろ逝く
そろそろ逝かされる
まだまだ耐える
あきれるぐらい何度も逝く
あきれるぐらい何度も逝かされる
どうでも良い
彼女(恋人)はどうしてるの?
問3:(本話での)着替え
全く見たくない
見たいけど、本話では見えなくてもいい
少年はなんとしても見るべきだった
どうでも良い
つまらなかった
問4:渡辺君の身に何が?
別に大した事はされていない
抱かれただけで
キスだけで
手コキ
胸で
即尺
素股
本番
どうでも良い
後から征服された
妖しい薬品類で
妖しい道具(電動系)で
妖しい生物(蟲・触手系)に
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管理人:鷹巣 椎茸