初版:2007/01/22
改定:2007/12/23
MEGAZONE WORLD - 小説 - ロッカー密着誘惑責め

ロッカー密着誘惑責め その7


密着してくる由香。少年は、淫らな躯から逃がれられない。


ver 01.01

圧倒的な肉体を押し付けるようにして、由香がのし掛かってきた。

「まだ・・・・・・言わないつもり?・・・・・・」

由香はムッチリとした太腿の間に俺の足を挟むと、ゆっくり体重を乗せてくる。

「隠し通せるとでも・・・思ってるのかしら」

まるで俺を押し倒すように、由香は頭を接近させた。 その動きにつれ、彼女の髪がサラサラと俺の顔に垂れ下がってきた。 髪はまるで滝のようになって、周囲の光景を次々覆い隠してゆく。 隔絶された空間の中、由香の顔だけが目の前に浮いていた。

「身体が、とっても切ないんじゃない? それも、…………」

しっとりとした唇を悩ましげに蠢かせて、甘い息を首筋に吹きかけてくる。

オチンチ■が」

今の状態を言い当てられた瞬間、思わず身体をビクッとさせてしまった。

「ほら。もう・・・こんなに・・・敏感・・・」

隠そうとしても無駄だった。 俺の身体は、いまやちょっとした太腿の動きにも耐えられない。 腰に廻された由香の腕が、そんな反応を次々と読み取ってゆく。

「体中の性感を、触らずに刺激してあげたんだもの・・・」

顔が触れそうなほどの至近距離。目の前の由香は扇情的な表情を浮かべると、唇をぐっと寄せてきた。

「そろそろ、我慢できなくなってきた筈よ」

唇が今にもに触れそうな距離での囁きに、肌がゾクゾクする。

「身体がだんだん熱くなってきて、どうしようもなくなったのよね」

まるで暗示を掛けるような妖しい囁き。それが吐息と共に、身体へ絡み付けられる。

「  駄 ・ 目 ・ よ 」

妖しい言葉を発する唇から逃れようとしても、腰に廻された由香の手がそれを許さない。
背を反らしても、魅惑の唇は遠ざからない。離れた分だけ、ピッタリ追ってくる。
首筋から数ミリの位置を保ったまま、喉元から離れようとしない。
しっとり湿った唇が今にも触れそうなのに、決して触れない絶妙な距離。

「丁度、こんなふうに・・・」

首筋に顔を埋めるようにしながら、由香はムッチリとした肉体を押しつける。 しなやかな感触と共に、密着してきた身体の体温まで服越しに伝わってきた。 同時に、股間のすぐ真下にある太腿が発する熱気が、触れているも同然の淫らさで怒張を優しく包みこんでくる。

「・・・・・・ね?・・・・・・ほら・・・・・・」

由香の身体が触れているだけで、絶え間なく注ぎ込まれる快感。

「それに、腰から下には・・・・・・力が入らなかったでしょ・・・・・・」

由香は上目遣いに俺を見上げながら、ネットリとした視線を絡め合わせてくる。

「・・・・・・それでも身動きしようとすると・・・・・・勃起したアソコが・・・・・・下着の中に注がれたローションでヌルヌルになって・・・・・・」

そう囁きながら、由香は甘い息を俺に吹き付けてくる。
怒張に巻きつくローションと、首筋にも絡み付く吐息の甘美な刺激が重なり合って、もう自分の足で立っていることが出来ない。

「・・・・・・もう、・・・・・・他の事なんか・・・・・・考えられなくなっちゃったのよね・・・・・・」

濡れ光る唇が、囁きと共に微かに首筋へ触れてくる。

「・・・・・・だから・・・・・・自分の指で・・・・・・扱いちゃったんでしょ・・・・・・」

粘膜と粘膜を接触させればどんなに気持ち良いか、身体に直接教え込むようにして、由香の唇は首筋に沿って蠢く。 触れるか触れないかギリギリの、ほんの微かな接触。 より濃厚に触れ合えば、それががどんなに素晴らしい感触かを伝えてくる。 その巧みな接触が、獲物に快感の片鱗だけを与え、焦らしに焦らす。

(もっと)

だが、由香はそれを許さなかった。 唇の余韻を残すようにしながらも、近づいた分だけ口が離れてゆく。

(まって)

舌を伸ばせば、お互いの舌をネットリ絡め合わせられる。 そんな 激しいキスが出来そうなギリギリの距離を、由香は保ち続ける。 その柔らかい唇で、濃厚な接触を約束していた。

(もう少し喉を由香に近づければ、あの濡れた唇が、ジュルジュル舐めるように吸ってくれる。)

「ふふっ。唇と唇をネットリ絡み合わせて、身体がドロドロになるような濃厚なキス、してあげてもいいのよ」

(!!!)

「でも、正直に言うまでは・・・」

絶妙な距離を保って、由香が焦らすように囁き続ける。

「・・・ずっと、・・・焦らし続けてあげる・・・」

俺の目から一瞬も視線を離さず、全ての反応を読み取りながら、由香が囁く。

「自分で、してたのよね?」

黙っていても、目の動きで見抜かれてしまう。

「どうして、言えないの?由香の身体に触った子は、みんなそうしちゃうわよ。だから、他に何か理由があるのね」

脳の奥底を探るように、由香の瞳が俺の目を覗き込んでくる。

「由香が居なくなった途端、我慢出来無くなっちゃったんでしょ? しかも、自分では逝けなかったのよね?」

(なんでそんな事まで判るんだ)

「みんなそうなるのよ? しかも、それだけじゃ済まないの」

由香は嫣然と微笑みながら俺の右腕に触れると、手首に向かって白い指を這わせてきた。

「体中の性感が、変わっちゃうの。例えば、こんな風に」

ローションにまみれた俺の指に巻き付かせ、休み無くヌルヌル扱き続けていた由香の手。 その手を、俺の指を丸ごとギュッと中に握り込むようにしながら、大きくスライドさせてくる。

ビクン

身体が、大きく跳ねるのを押さえられなかった。

「フフ。指を撫でられただけで、どうしてこんなに感じるか不思議でしょ」

指なのに・・・・・・。まるで、怒張を撫でられるような感触だった。 ヌルヌルの粘液にまみれた怒張を、多数の襞でニュルニュル包み込むように扱かれる。 そんな錯覚を起こさせる指責めだった。

「言ったでしょ。由香の身体に触れば触るほど、こうなってゆくのよ。 もう、指だけじゃ物足りないんじゃない?。由香の太腿で、ココをタップリ撫で回してあげてもいいわよ?」

由香は俺の反応を楽しみながら、更に太腿を擦りつけてくる。でも、猫が鼠を弄ぶように、決して股間には触れてこない。

「さあ、正直に言うのよ。 さっきは、誰のことを考えながら、していたの?」


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管理人:鷹巣 椎茸