初版:2007/01/22
改定:2007/12/23
MEGAZONE WORLD - 小説 - ロッカー密着誘惑責め

ロッカー密着誘惑責め その6


密着してくる由香。少年は、淫らな躯から逃がれられない。


ver 01.01

おかしい。

こんなガチガチに昂ぶっているのに、逝けない。
どんなに激しく扱いても、駄目だった。
もはや自分の手では、あの凄まじい気持ち良さを再現出来無い。
なんとかしてあの快感を再び味わおうと夢中になっていて、由香が戻ってきた事に全然気付かなかった。

「あら、どうしたの」

先に教室へ戻って行ったんじゃ無かったのか?
あわてて身を捻るようにして由香の目から隠したが、見られてしまったに違いない。

「フフ、言ってごらんなさいよ。何をしていたの」

背筋をゾクリとさせる淫靡な声と共に、由香が近づいてくる。 残り香や、俺の身体に残された感触から、必死に思い返していた由香の身体。 本物の生身は、今まで思い浮かべていた由香よりも遙かに妖艶だった。

「隠しても無駄よ、ほら」

甘い香りとともに、抱きつくようにして近づいてくる由香の姿に、蛇を前にした蛙のように身動き一つ出来なかった。 見られないように腰の後ろへ隠していた俺の右腕が掴むや、高々と目の前にかざしてくる。

「なあに、これ」

言い逃れようのない証拠、ヌルヌルと透明な輝きを発するローションにまみれた5本の指。

「これで何をしていたの」

ちょっと撫でられただけでも、指全部が性感帯であるかのようにゾワゾワ感じてしまう。 まるでローションの成分に媚薬でも含まれているのではないかと思うぐらい、異常に気持ち良かった。 その指に、由香の細い5本指が搦められる。 それも1本・1本、ネットリと指と指を搦めながら手を握りしめてくる。

「気持ち良かったんでしょう?」

顔を覗き込むようにして問いかけてくる由香の瞳から、何故か目を逸らせなかった。

「ほら、気持ちいいんだ」

ヌチャヌチャと、ローションを塗り広げるようにして握りしめた手が動かされる。 それも目を見つめられながら。 右手の指5本全てが、しなやかな由香の指に扱き立てられた。 俺の反応を、目から読み取っているとしか思えない。 まるで指が分身になったかのようだった。 ただの指なのに、信じられないほど敏感に感じてしまう。 すると由香の指が、そこを重点的にヌルヌルと巻き付いてくるのだ。 分身を撫でるかのように蠢く、甘美な指。
その度に、形容しがたい快感がぞわぞわと右手に湧き起こる。
「うふっ。大分、効いてきたわね」

腰が砕けそうなほどの快感に、”効いてきた”という言葉の意味を考えることも出来なかった。
由香はヌルヌルの指をネットリ絡ませながら、より密着するように俺の身体を抱きしめてくる。

「もっと、して欲しい?」
「・・・」

口を開いてしまえばどんな言葉を喋ってしまうか、自分でも判っていた。 返事をしないでいるのが、精一杯の抵抗だった。

「ふふっ。我慢しちゃって」

ロッカーの中でも耐えられたんだ。このぐらい、なんとか耐えられる筈だ。

「でも、無駄よ。体に何をされたか、判ってるんでしょ」

身動きできなかったけれど、一緒にロッカーの中に居ただけじゃないか。

「あら、まだ判らないの?」

不思議そうにしている俺に、由香は顔を近づけてきた。

「こういう事よ」

吐息が顔にかかっただけでも、痺れるような快感が身体に走る。 思わず崩れ落ちそうになった俺の腰に、由香の右腕が廻された。 ピッタリ巻き付けられたその腕に、由香から逃れることが出来なくなった。

「切なかったんでしょう」

(ドクン)

心臓が破裂するように大きく震え、全身の血液が分身に流れ込んでゆく。 未だかつて経験したことがない硬度を帯びながら、アソコが大きくなり始めた。

「ほら。体は正直ね」

膨張を続ける部位を、由香がジッと見ている。 その淫蕩な目つきに、分身がますます固くなる。 もう勃起を抑制することなど、出来なかった。

「ね、この子、ビクン、ビクンって震えてるわよ。とっても、苦しそう」

限界まで充血してしまったソレは、今にも布地を突き破りそうなほどだった。 その隆起目掛けて、由香のスカートが近付いてくる。

逃げ・・・なきゃ。でも、腰にはガッチリと由香の腕が廻されている。

「さあ、何をしていたの?正直に言ってご覧なさい」

詰問なのに。 それなのに、耳元で由香に囁かれるその声が、まるで睦言のような甘い言葉に思えてしまう。

「正直に言えたら、イイコトをしてあげるわよ」

だが何をしていたのか、言うわけにはいかなかった。

「どうして、指がヌルヌルだったの?」

俺の指から、ヌルヌルをすくい取るようにして掲げてみせる。

「このネットリとした液体は何かしら?」

それがローションだと知っている筈なのに。

「どうやって指に付けたの?」

絶対、言うわけにはいかない。 由香は俺が何をしていたのか、きっと判っている。 それでも、あえて俺の口から言わせようとしているんだ。

「一体、何をしていたのかしら?」

由香はそんな問い掛けをしながら、膝を足の間に入れてくる。 ムッチリとした太腿が、徐々に捲れあがるスカートから姿を現す。 だが怒張にくっつく寸前で、脚は止められてしまった。 触れていないのに、体温が伝わってくるほどの僅かな距離。 後数ミリで、極上の太腿を味わえる。

「ほら、言ってご覧なさい」
「・・・」

もう、体が疼くどころでは無い。 由香の躯を求めて、今にも自分の体が溶けてしまいそうだった。

「とっても、気持ち良くしてあげるわよ」

再び密着した彼女の体。 更にその身体から放たれる甘い芳香が、完全に俺を包み込む。

「さあ、言いなさい。自分でオナニーしていたんでしょ」

絶え間なく、リズミカルに揉みたてられる右手。 まるで右手が、もう一つの敏感な性器になったかのようだ。 その右手を由香の指が、ローションのヌルヌルした潤滑と、離れようとしてもクチャッと吸いつくような吸引力で責め立てる。 分身にもこんな事をされたら!そう思っただけで腰から力が抜けて、満足に立っていることさえ出来ない。 床に崩れ込ちそうな俺の身体を、かろうじて由香の腕が支えている。

「我慢出来るとでも思ってるの?」

綺麗な瞳に俺を捕らえたまま、由香の濡れ輝く唇が妖しく迫ってくる。 キスが出来そうな距離での囁きの前に、もう何も考えられなかった。 全身の力が抜けて弛緩しきった俺に対しても、由香は責め手を緩めようとしなかった。 そう、ローションで敏感になった右手の指を、ヌチュヌチュ音を立ててヌルヌル執拗に撫で回している。 由香の指は俺の手に絡みついたまま、一瞬も離れなかった。

「指を撫でられるだけでいいの?」

由香は俺の指を撫でながら、両足の間に割り込ませた膝を思わせぶりに動かしてくる。 返事さえすれば、とってもイイコトを股間にしてあげると、そう約束している。

「もっと気持ちよくなりたいんでしょ?」

そう言いながら、指をリズミカルにヌルヌル扱きたてる。 機械的な単調さなど微塵も無い。緩急をつけた、男の感じ方を知り尽くしている扱き方だった。

「男の子なんだから、恥ずかしい事じゃないのよ」

指を撫でられているだけだなのに、あまりの気持ち良さで、もう何も考えられない。
俺を腕の中に抱きかかえた由香が、優しく囁く。

「さあ、何をしていたのか言ってご覧なさい」

俺の目を見つめたまま、上から由香が覆い被さってきた。





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管理人:鷹巣 椎茸