Technical - Windows - IIS

IIS


Windows 2000/XP Professional 付属IISの制限について (1/2)

Windows 2000/XP Professional 付属IISは、10sessionしか同時接続できないように設定されています。

参照

http://www.microsoft.com/windowsxp/evaluation/features/iis.mspx
;
>IIS 5.1 for Windows XP Professional is designed for users developing a Web service for home or for office use. It can service only 10 simultaneous client connections, only one Web site, and it does not have all the features of the server versions.

ちなみにサイボウズ社「メールワイズ」のQAでもその旨言及がありますし、

>http://cbdb.cybozu.co.jp/cgi-bin/db.cgi?page=DBRecord&did=683&rid=88
;
> 弊社で確認している範囲ですが、WindowsNT Workstation 4.0 /
> Windows2000 Professional / Windows XP Professional では、
> 最高接続数が「10」で固定設定されており、この値を「11」以上に
> 変更することはできないようです。

雑誌社などの情報でもそういった言及があります。

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/207rest_iis_pro/rest_iis_pro.html
>Professional版に付属するIISの制限
;
>TCPレベルでの同時接続数が最大で10個までに制限される。1人のユーザーが多数のTCP接続を開始している場合には、それだけで10個のTCP接続がいっぱいになってしまう可能性がある
# デフォルトで「10個」の制限。ただ、正確にはTCPレベルではなく、IISレベルで10セッションの制限。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060811/245694/?ST=start
>Windows XPをサーバーに使う際の制限は?
;
>これによると,「ファイルとプリンタの共有サービス,インターネット情報サービス,インターネット接続共有およびテレフォニーサービス」に限り,同時に10台までの接続が許可されています(Professionalの場合。Home Editionでは最大5台)。
# ライセンス上「10台」がポイントです。

さて、ここに非常に興味深い情報があります。
http://www.microsoft.com/japan/technet/community/columns/insider/iisi1203.mspx
>Windows 2000 Professional の IIS 5.1 は 10 接続までに制限されますか?
;
>10 接続が 10 人のユーザーとイコールであると一般的に勘違いされています。 Web クライアントはしばしば、Web サーバーへの複数の接続を行うため、 そのクライアントの IIS サーバーは、同時に 10 人のユーザーをサポート できない場合があります。そのため、Web サイトで 40 ユーザーまでサポート できる IIS 5.1 がインストールされた Windows 2000 Professional には、 ほとんど知られていない例外的な設定があります。ただ 40 以下の接続の数を 設定するだけで、同時に 40 までの HTTP 接続を行うことができます。 ファイルと印刷共有では 10 接続以上行うことが許可されていないため、 この例外は、HTTP の場合のみです。
# 赤字部分はS_Kが強調したものです。

増やせるんですね!

確かに、デフォルトのの設定は

>cscript adsutil.vbs GET w3svc/MaxConnections
;
>MaxConnections : (INTEGER) 10

です。

この項目に対して、設定変更を行えば一応
\Inetpub\AdminScripts>cscript adsutil.vbs SET w3svc/MaxConnections 40
>cscript adsutil.vbs GET w3svc/MaxConnections
;
>MaxConnections : (INTEGER) 40

となります。

ところで、本当にIISの挙動が変わっているのでしょうか?

では、テストしてみましょう。