※ 本作は、とろとろ 氏 「千蟲姫エリヴィラ」への二次創作です。 |
ver 01.07「……!?」
布団の中で少年は目が覚めた。
蟷螂の大鎌はもう身体に食い込んでいなかった。
ずいぶんとリアルな夢だった。
いくらなんでも、鎌が自分の胴より長いというのは、夢の世界でしかあり得ない。夢の中で大鎌でがっちりと拘束されていたのは、ここのところ疲れ過ぎているのかもしれない。 しかし夢とはいえ、鎌の固さは本物のような実感があった。
一方、固い鎌と対照的だったのが、腕にその鎌を生やした女の上体だった。背中に当たった美女の豊かな胸は、鎌から逃げようとする彼に合わせて素晴らしい弾力を発揮し、動けば動くほど形容しがたい柔らかさと反発力を伝えてきた。そして肩に載せられた彼女の細いアゴや、密着した身体から立ち上る芳香は、そこから逃げだそうとする少年の意識を次々に溶かしてしまうのだった。
まあ、物事をはっきりと考えられなかったのも、夢なら当然だ。
掛け布団にいつものベッド、見慣れた天井。
普段通りの朝で、無論周りに誰もいない。
一体なんだってあんな夢を見たのだろうか。
初めて使ったオナホールが良くなかったのだろうか。
ちゃんと片づけをした覚えがなく、不安に床を見やった。
幸いにも寝込む前にキチンと片づけたようだが、おかずにしたクラスメートの写真だけが落ちていた。クラスでアイドルより美人と評判の彼女は、スタイルも良くかなりの美貌だが、ありがちなことに性格は悪かった。特に自分に対しては悪意を向けている気がする。そんな彼女を蹂躙しようとしていたのだが、逆にあんな夢を見てしまうとは。同級生への日頃の鬱憤を晴らすどころか、夢の中で見知らぬ妖しい二人に、ただひたすらペニスだけを強烈に責められ続けた。
少年を夢の中で、果てしなく責め続けた妖しいあの二人。
二人とも同級生の彼女とは似ても似つかなかった。ただ、少年の懇願に耳を貸さず責めの手を緩めないところや、ずば抜けて妖艶なところが共通点かもしれない。
全くなんてリアルな夢だったことか。
それはもう気持ちよくって、何度も昇天してしまった。それなのに彼女らは許してくれなかった。少年が気を失っても意識を取り戻す度に、ずっとずっと責められ続けられた。一体最後は、どうされたんだろう。無意識な夢の中なのに、更にそこで意識を絶たれるなんて。何度も気絶させられた夢だからか、記憶が妙に曖昧だ。ペニスをニュルニュルに漬けられたような感覚があって、それからどうなったんだろう。
夢の中で抜かれ過ぎたのか、もはや少年のソレは朝立ちさえしていなかった。極上の世界で逝きすぎて痺れたかの様に、その存在感が無い。絶対下着の中はベトベトになっている筈なのに、全くそんな感じがない。妖しい二人にあれだけよがり狂わされる夢を見て、一滴も夢精していないなんて事があり得るのだろうか。
「☆*○△■!」
驚きが口をついて出るほどの事態だった。あり得ない。
再び確かめても、下着の中に見慣れた自分のペニスが無かった。
代わりに、同じ程度の大きさの繭がこんもりと股下にぶら下がっている。
夢で見た繭。
ペニスに生み付けられた小さな卵の塊。
夢、ではなかった?
この繭の中で、自分のペニスが一体どうなっているのか気になる。だが、軟らかなクリームのように見えるのに、全く拭い取れ無い。いかにもすくい取れそうでありながら、表面が強靱な弾力を持っている。小さなツブツブの卵、一個一個がくっきりと見えるが、擦っても擦っても一粒も取れない。それに、生み付けられた時とはなんだか様子が違う。あの時、繭はいかにも生まれたばかりの卵といった、はかなさがあった。色はもっと透明で、透き通るような感じだった。しかし今や繭はかなり不透明になっていてで、ほとんど中が見えない。
見た目、まるでペニスが溶け消え、代わりに繭が出来ているかのようだ。弾力があるので、自在に曲げたり出来る。しかしそれにも関わらず、ペニスには何の感覚も伝わらない。まるで神経が通っていないか、ペニスが消え失せたかのようだ。もう少し、力を込めて試してみる。
「ひゃぅん」
思わず恥ずかしい声を出してしまった。突然、自分の分身を何者かの妖しい手が撫で上げたのだ。人間とは思えない、ぐっちょりとヌルヌルの何かに覆われた手で性器をはっきりと触られた。あまりの気持ちよさに、思わず身をすくめてしまう。信じられないほど甘美な、人外の手ざわり。しかし、辺りを見回しても誰もいない。まさか、今自分が強く繭に触ったのが原因なのか。それとも、この中に何か入っているのだろうか。
「ひゃわゎゎゎゎゎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
床に顔をこすり付けながら喚く羽目になるとは思いもしなかった。これは本当に繭なんだろうか。二回目に触れた瞬間、スイッチが入ったかのようにその内部で強烈に何かが回転した。そう、さっきの手のような何か。だが、ヌルヌル・ベチョベチョして妖しく分身に絡み付くそれが、高速で回っている。まだ、止まらない。壊れた電動オナホールのように、刺激がひたすら連続する。繭には、スイッチなど何処にもない。
「……ぁぁぁ」
もう、声も出せない。床の上をぴくぴくのたうち回るが、繭の中の何かは全く止まらない。こうなっては、気持ちよさなどかけらもない。本来は快感である筈の刺激も、容赦なく機械的に流し込まれるだけでは単なる苦痛だった。そんな状態が数分も続いている。もはや、拷問に近かった。
ようやく、暴行が収まった。股間がジンジンする。一体、この繭はなんなのだ。
「ひゃぁ」
やっと落ち着いたと思ったら、また一撫で、いや一舐め?された。一体この中はどうなっているのか。
「ひっ」
自分の指が、さっきの妖しい手になったような感触があった。手には何も付いていない。それなのに、ドロドロにまみれた手で分身に触れられた。そう、自分が触ったとおりにネチョネチョの指が分身を這い回る。繭の外側に少年の指が触れると、それに合わせて中で何かがおこるのだ。コイツは単なる繭では無い。生きているのだ。それにしてもペニスだけではなく、身体にも直接快感が走るのはどういうことだろうか。まるで、ペニスの代わりに繭が身体に生えているようだ。
消え失せたオナホール代わりのプレゼントか?
何しろ、自分の指で触るより、数倍、いや数十倍極上の指が分身を這い回る。ちょっと触れただけで、射精してしまいそうなほど極上の触感に変換されて分身に届く。ちょっと触るたびに、濃厚なオナニーをしているような快感が次々と注ぎ込まれた。このままでは、逝ってしまう。ここまで性感を高められては、我慢出来なかった。さっきのように繭が暴走したりしないよう、さわさわと慎重な手つきで撫で回す。それだけで、分身や体に見えない手による激しい愛撫が加えられる。よし、このまま。
突然、見えない手の感触が消えた。
あとちょっとで、逝けるところだったのに。だが燻る快感はそのままに、分身への刺激は全て遮断されていた。逝きたいのに、逝けない。分身を自分でなだめる手段がない。繭によって、突如オナニーが封じられてしまった。
強烈な快感を発生するかと思えば、全ての感覚を遮断してしまう不思議な繭。医者に行けば取って貰えるだろうか?しかも、一体何処の病院に行けばいいのか。
「先生、昨晩オナホールを使っていたらこうなりました」なんて口が裂けても言えない。ましてその後ピンクのドレス姿の少女(千蟲姫エリヴィラ)に抜かれ続けたなんて話は、精神科に回されそうだ。そしてその後の話など、口に出す事さえ憚られる。
昨日の妖しい二人は影も形も無く、ただ一点を除けば全くその痕跡が無い。そう、彼女に生み付けられた卵の塊。つまりこの繭だけが、いまだ股間に残っている。少年はどうすることも出来ず、そのまま学校へ向かうことにした。
朝から散々な一日だった。
昨日おかずにされたことを知っているわけでは有るまいが、沙織には難癖をつけられるし、午前の授業中は教師から注意を受けまくった。まったく、沙織の奴、人の顔色が悪いのは少年の性格が悪いからなどと、イチイチ絡んでくるのは一体どういうことか。なんだって何時も何時も少年にだけ、難癖をつけてくるのか不思議でならない。そんなに嫌われるようなことをした覚えは無いのだが、気づかないうちに何か傷つけた事があったのだろうか。それよりも、単に性格的に合わないだけのかもしれないが、迷惑な話だ。昨日も二人で別々にやれば半分の時間で住む仕事が、少年単独では見落としがあるかもしれないと沙織が突っかかってきた為に二人一緒に遅くまでかかってしまったのだ。
だがまあ、今やこっちはそれどころではない。ひょっとしたら、ペニスが本当に無くなったのではないかと気になって、授業には全く身が入らなかった。どういうわけか、依然男の子の大事な器官に何の感覚も無いままだ。お陰で上の空、質問にもロクに答えられず醜態を晒す少年は、ますます沙織に睨みつけられていた。そんなことにはちっとも気づかず、どうしてこんなふうになってしまったのか、少年は昨夜を回想していた。
昨日の繭の中は、じゅるじゅるした中身でビッチリ満ちていたのに、今の繭の中は空洞のようだ。流石に授業中に繭をいじくり回すことは出来ないけれど、少年のペニスは絶対その中にある筈なのだ。なんとか大事な器官の無事を確かめないと、安心できない。これだけ考えても、未だに良く思い出せない。昨晩の最後に一体何があったのか。
授業の合間の、短い休み時間では満足に確かめられないが、やはりこの小さな繭だけが股間にしっかりとくっついているようだ。困ったことに、どう触ってみても少年は自分のペニスに触れることが出来ない。無論、繭には触る事が出来る。でも、いくら繭を触ったり握りしめたりしても、相変わらずペニスには全く感覚が伝わらないのだ。
まるで繭の中は真空で、ひょっとしたら自分のペニスなど、もはや無くなっているのかもしれない。ひょっとして、爪を立てたあの時にペニスの神経を切断されてしまたたのだろうかとさえ思える。それとも、ペニスはもう無くなっていて、この繭へと変わってしまったのかもしれない。
だが、ペニスからの刺激は無くとも、少年は先ほどから困った状態になっていた。昨日身体に大量に注ぎ込まれた快楽は、燠のように体内で燻っていたのだ。ほんの数時間前の自分が受けた責めを思い出す度に、燠火は益々大きくなる。徐々に熱気を脹らませた燠火は、解放を求めて体内を駆けめぐり始めていた。
それなのに、放出手段が無くなってしまい手も足も出ない。淫靡な潜熱に苦しむ自分を、全く慰めてやることが出来ない。気にしないようにしても、手の出せない事柄はかえって意識にのぼってしてしまう。今や、燠火は燃えさかる寸前だった。
授業など一言も頭に入らなかったので、あっという間に昼休みを迎えた。この学校ではマナーを身につけるため一環として、昼食会に街のレストラン以上の食事が供される。とても学校とは思えない厳かな雰囲気の中行われるこの昼食会は、後に付き人が控えているほど本格的なものだ。スプーンを落としても、生徒が拾うのは厳禁、付き人に拾って貰うのがルールだし、食事を全部食べなければ退席できないなど妙に教育的な規則まである。もっとも付き人は厳めしい執事などでなく、暇そうな男子大学生がバイトをしているので、幾分くだけたな雰囲気である。
「ちょっと、そんな辛気くさい顔をしているあんたがいると、食事が不味くなるわ」
いつもの様に、沙織が毒舌を吐いきたりするが、いまはそんなことに構っている気分ではなかった。少年は一人黙々と食べながら、なかなか思い出せない昨日の記憶を探っていた。
あの時ペニスに生み付けられた繭は、いかにも生まれたばかりの透明感に溢れた、白く透き通るような卵の泡だった筈だ。だから自分のペニスが、繭の内部で半透明な何かに次々扱かれ続け、何度も何度も精液を搾り出されるのがしっかり目に見えた。ただそのたびに、繭の白さが徐々に増していったようにも思える。
その後何をされたのかハッキリと思い出せないのに、その時受けた快感は、実にはっきりと覚えている。頭はぼうっとしていても、身体の方に快楽はしっかりと刻み込まれているのだ。少年は料理の味もわからないまま、機械的に食べ続けた。
あれは、まるで身動き出来ない夢でも見ているかのようだった。
背後から少年の身体をリル・マンティスがやさしく、しかし罠のようにピッタリと抱きついていた。
お陰で少年は身体を満足に動かすことも出来ず、ひたすら繭から快楽を一方的に浴びせられ続けたのだ。
少年のペニスは、ずっとずっと、ぐじゅぐじゅの粘体から絶え間の無い刺激を受け続けていた。
腰を捻ろうが、身体をよじろうが少年を拘束した大きな鎌はビクともせず、ペニスを包み込んだ白い泡はピッタリと張り付いて、じゅるじゅる、じゃぶじゃぶの感触をペニスに与え続けていた。
ペニスへ直接次々と注ぎ込まれる快感に、少年の身体は今にも破裂しそうだった。
鎌がガッチリと少年を挟み込んでいたが、何とか手を動かして絡み付く粘体を取りのけようとはしたのだ。だがその度にリル・マンティスが、そのすらりとした上体を少年に巻き付けて、身動きをやわらかく妨げた。悩ましいリル・マンティスが吸い付くように貼り付いているので、少年の動きはかえって、お互いの皮膚を擦り付けるだけに終わった。しんなりとした彼女の肌の弾力は、みずみずしい肌触りと共に官能的な刺激を接触した皮膚全体に与え、少年にまとわりついた。
甲殻的な固さを実感させる手の鎌とは対照的に、彼女の素肌は、少年の身体に溶け込むような滑らかさであった。少年のペニスは粘体に、身体の方はまるでリル・マンティスにくるまれているかのように極上の感覚を、目いっぱい味わされていた。
「はむぅ、ジュルッ」
弄ばれる刺激に耐えられず、思わず漏らした少年の喘ぎが音声になる事は一回もなかった。少年が口を開けば、すぐさま背後のリル・マンティスが唇で声を吸い取った。彼女は少年の喘ぎ声や息を吸い取ると、代わりに唾液を口移しで次々少年に流し込んできた。少年はその甘い唾液を、ごくごくと飲み込んでいた。何故か一息もつく気にもならないのだ。胃が一杯になっても、その甘い唾液を嚥下し続けずにはいられなかった。それはまるで胃や食道ではなく、体内に直接染み込んで行くように次々と少年の身体に吸い込まれていった。
彼女の唾液に含まれるのは、栄養だけだったのだろうか。精液の放出は、次々繭に吸い出されても、全く止まる気配を見せなかった。
次々と射精を繰り返して暴れる少年の全身をガッチリ鎌で押さえ込み、リル・マンティスは常に少年の背中に密着していた。汗ばむと、余計に彼女の胸の感触が背中越しに伝わってくる。ますますヌメリを増したその肌と質感は、少年を骨抜きにして抵抗力を奪った。
大きな胸で、少年への愛撫を続けながら、彼女は妖しい目つきで少年の目を、じっと見つめていた。まるで少年が快楽に溺れる度合いを、目から読み取っているようだった。少年は、どうしても彼女のその瞳から視線を外すことも出来ず、まるで彼女の目の奥底に自分が捕らえているような気がした。
視野には彼女の瞳しか入らず、彼女の目の中で溺れているような状態で、何度も何度も少年は連続でイカされた。
数え切れないほどの射精の後、ペニスに張り付いた粘体の動きがようやくゆっくりになると、やっと少年の口が彼女の吸引から解放された。
それまで少年の舌は、彼女の舌にずっとねぶるれ続けていた。彼女の吸引は強烈だった。いくら少年が息を継ごうとしても、彼女の口は真空の様に少年に吸い付いて離れなかった。口を引き離すことの出来なかった少年は、自分の口内をずっと差し入れられた彼女の舌で蹂躙され続けていたのだ。少年の舌は、ざらざらとした刺激を与えながらも唾液をからめてヌルヌルに巻き付いてくる彼女の舌から、逃げることを許されなかったのだ。彼女の舌は、少年の口を完全に支配していた。やっと、ヌルリヌルリと見せつけるかのようにゆっくりゆっくりと、唾液の跡を引きながら、彼女の口中へ舌が引き戻されていく。
その口を閉じずに、舌を覗かせたまま彼女は次の責めに移った。今までの愛撫で見つけた少年の弱点全てを、その舌で責め始めたのだ。ずっと少年の舌をふやかしていた彼女の真っ赤な舌が、ピチャピチャと音を立てて少年の肌をピンポイントを刺激する。
胸や腹にある少年の弱点も、全て洗い出されていた。
まるで皮膚を貫通するかの様な強烈な愛撫を舌で施しながら、彼女はじっと少年の目をみつめていた。少年の視線を拘束して、意識を彼女の舌先が与える快感から逸らすことを許さなかった。目をそらせない少年は、自分を責めさいなむ舌の動きをじっくりと見させられ続けた。彼女の舌が与える快感は、皮膚からではなく、まるで目から脳へ直に注入されるようだった。
そうする内に、ピッチリと彼のペニスをくるんだ繭が動き出し、小さな卵で出来たヌルヌルの塊は容赦なく少年を扱き立ててきた。ネットリと吸い付くその感触に、一度休憩した精巣は更に多量の精液を迸らせ続けた。それを何度も何度も。
そう、昨夜はそのまま気絶してしまった。あの時横にいた千蟲姫エリヴィラが何か言っていたような気がするが、これもよく思い出せなかった。何か大事な事だったような気がする。
言葉は覚えていなくても、無限と思われるほどに連続した射精の余韻は未だペニスに残っている。そう、今でも、まるでじわじわと漏らし続けているかのような錯覚がある。
今も?
自分が思い起こしていた昨夜の淫夢は、繭によって強制的に反芻させられたものだという事を少年は判っていなかった。繭は、昨日の行為を少年に思い返させては、繭が取り付く前の状況を一つ一つ確かめていた。今、繭は少年の性感帯や、その感度・限界を逐一把握しつつあった。どこまで責めれば少年がどんな快感を受けるのか、どこが限界なのかを、少年が昨夜の責められ方を思い出す度に、じっくり読み取っていた。
食事の手を止め、自分の股間を見やる。無論、染みなどもなく、外から見た目はなんの異常も無い。確かに、外からは何も異常は見えない。だが、今、鈴口のあたりにこそばゆい刺激がある。
まるで麻酔が切れてきたかのように、少年はペニスの感覚を取り戻しつつあった。ペニスの感覚が無事戻ってきた事にホッとしたのもつかの間の事だった。それと共に、繭内部の感触もよみがえりつつあった。今や少年のペニスは、再びあの異様な刺激を受け始めていた。
この異変を確かめるべく席を立とうとするが、食事会の付き人に止められてしまった。食事途中に席を立つなどマナー違反も甚だしい。おかしな行動を取る少年に、周りから好奇の視線が向けられた。このままトイレにでも行こうものなら、物笑いの種になりかねない。
少年は何事もなかったかのように、静かに急いで食事を片づけることにした。
だが、それが間違いであったと、すぐに身をもって知ることになる。
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