密着してくる由香。少年は、淫らな躯から逃がれられない。 |
///// 以下 sample5版 /////
「矢作」
「はい」
「渡辺」
「はぃ」
「よーし全員居るな」
なんとか、授業に間に合った。
板書を書き写すクラスメートの中で、俺は必死に深呼吸していた。
ローション壺と化した下着が、股間にベッタリ張り付いたままだ。
タップリと溜まったローションが、ちょっとした身動き一つでも、それを妖しい愛撫に変えて股間を嬲る。
限界まで高められた性感に、今にも分身が暴発しそうだ。
『気持ちいいんでしょ?』
後ろの席から、甘く囁きかける声。なんで由香がそんな処に。
『席、替わって貰っちゃった』
授業中、ずっと後ろに由香が居るのか!
(落ち着け)
いくらなんでも、授業中は流石に由香も手出しできないだろう。日頃煩わしい授業も、注ぎ込まれた官能の炎を消すには丁度良い。
当てられたりしないように、居眠りもせず真面目に授業を受けていれば問題ない。ゆっくり、ゆっくり、慎重に教科書とノートを準備する。
だが、ノートを開くことは出来なかった。
ヴヴヴッ
(なっ?)
背後からではなく、真下からの衝撃だった。
ヴヴヴヴヴヴッヴヴヴヴヴヴッ
下着の中に、何かが入ってる。由香が注ぎ入れていたものは、ローションだけでは無かったようだ。
ガィイガィイイイガィイン
下着の中で小刻みに振動する小さな塊が、突然椅子の座面と共振し始めた。やばい、聞かれたか?。
「・・・わけだ。そしてこれが、・・・」
即座に椅子から腰を浮かせて変な音がそれ以上伝わらないようにした為か、誰も気付かなかったようだ。
もっとも、コッソリ持ち込んでいる誰かの携帯が鳴った程度に思っているのかもしれない。
だが、音は隠せたものの、甘美な振動は止まらない。
これでは身動きしないようにしていても、全く無意味だった。
ヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッ
絶え間なく発生する甘い振動を浴びせられ、またも分身がムクムクと限界まで膨張しだす。
大きくなればなるほど、ローションでヌルヌルになった下着に触れる面積が増す上に、
触れた下着が細かく振動し、人には行えない微細なマッサージとなって分身を責め苛む。
(はふっ)
息が出来ないほどの気持ち良さ。このままではヤバイ。何か手を考えないと。
ヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッ
高ぶった身体では、僅かな刺激にも耐えられない。
それなのにモーター仕掛けの塊が、分身をブルブル刺激する。
小刻みな振動が次々と快感を生みだし、分身を責め苛む。
次々襲いかかるリズムに、一瞬の休みも与えられなかった。
椅子の上で腰を浮かしてフラフラする俺を、モーター仕掛けのオモチャが責め立てる。
あれだけ由香の誘惑を退けてきたのに、こんなものでイカされそうになるうなんて。
脚を床に突っ張り、必死に耐えた。
ヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッ
知らず知らず、手が机をわし掴みにしていた。細やかな振動が、体の芯を打ち抜くように走り抜けてゆく。
人の手には行えない高速な振動、ただそれだけなのに。快感のパルスが次々体内を震わす。
『あら、どうしたの。そんなに腰をもじもじさせちゃって。そんなに、そのローションが気持ちいいのかしら』
下着の中に大量に注ぎ込まれたローションの所為だけではない。
ローションと共に入れられていた何かが、ローションの海をまるで攪拌するように強く振動する。
バイブ、いやローターという代物だろうか。
取り出してしまえれば、話は簡単なのに。
だが、ローションに浸ってテカテカ輝くローターをクラスメートに見られるわけにはいかない。
どこか人目に付かない場所で取り出すしかなかった。
それまでずっと、なんとか耐えなければ。
ヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッ
微細に振動するものの、リズムは意外と単調だった。
由香の太腿みたいに、反応を窺いながらのネットリとした高度な責めでは無い。
所詮は機械仕掛け。最初は驚いたが、慣れれば大したことなど無い。
ヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッヴヴヴッ
ただ、大したことはなくとも、絶え間ない微細振動は着実に分身を追い込んでくる。
なんとかこの授業の間、耐えることが出来るだろうか。
『ねぇ、なんで後ろの席に座っているか、判る?』
特等席で俺を眺めるつもりか
『授業中、あられもない声を上げてイッちゃう姿を見ててあげる』
誰がそんな事をするか。これぐらい、耐えきってみせる。
カチッ
ヴィーヴッヴヴヴッヴィーヴッヴヴヴッヴィー
突然、振動のパターンが変化した。一体どうしてそんな複雑な動きが出来るんだ。
『ふふふっ』
ヴィゥンヴィゥンヴィゥンヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィーヴッ
追いつめられたように周りを見回す俺の目に、犯人の姿が飛び込んできた。
由香の手にある、黒い物体。
あれは・・・リモコン?
俺が気付いたことを確認すると、細い指でそれを操作する。
ボリュームを上げるような指の動きと共に、ローターの振動がいっそう激しくなった。
攪拌されたローションがミキサーに掛けられたように激しく渦巻いて俺の分身を取り囲む。
(ひゃゅぅぅ)
淫靡な刺激に、思わず変な声が漏れそうになる。
オフ/オンだけではないんだ。一体、最強にされたらどうなってしまうのだろうか。
そんな俺の不安を読み取ったように、由香はリモコンを机の上に置いた。
止めてくれるのか?
何か試すような視線を俺に向けると、由香はリモコンから完全に手を離して授業を受ける姿勢を取った。
だが、ローターの振動は止まらない。
『どう?授業が終わるまで我慢できるのかしら』
澄ました顔でノートなんか取っている。残る授業時間中、俺はずっとこのままということか!冗談じゃない。
サッと手を伸ばして、リモコンを奪い取った。
『あら、もう限界?そうよね、もう、ちょっと触っただけでもイッちゃいそうな身体になっちゃってるものね』
由香の話など、もう聞いている余裕は無かった。リモコンさえ奪ってしまえば、もう手出しは出来まい。
それにしてもこのリモコン、使い方が判らない。
12?何の番号だ?。どのスイッチを押しても、振動の種類がますますパワーアップした動きに変わるばかりで、一向に止まらない。
『マナーの悪い子は、ちゃんと躾ないとね。フフ。仕掛けてあるのが、一個だけだとでも思っていたのかしら』
え?
由香の机の中から取り出された多数の黒いリモコンが、机上に置かれた。
驚愕する俺を見ながら、由香は嫣然と微笑んだ。
『ほら、イッちゃいなさい』
ま、まさか!?やめ
俺が見ている前で、由香は次々とスイッチを入れて行った。
あらゆるポケットや、どうしてそんなところに付いているのかわからないが、
俺の身体を覆い尽くすように、全身のあちこちでローターが淫らに蠢き始めた。
///// 以上 sample5版 /////
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