初版:2007/01/22
改定:2007/07/01
公開:2008/05/18〜
MEGAZONE WORLD - 小説 - ロッカー密着誘惑責め

ロッカー密着誘惑責め 旧版:後編 BAD END A 版


密着してくる由香。少年は、淫らな躯から逃がれられない。


ver A1.01.00

「フフ。もうさっきから私の匂いを嗅いでばっかりねぇ」

由香から立ち上る香りを、嗅がずにはいられなかった。吸えば吸うほど、頭の芯が痺れるような甘い香りに少年は包まれていた。

「そんなにいいの?もっと嗅いでみるぅ?」

嗅いではいけなかった。嗅げば嗅ぐほど、体の心が熱くなってくる。狭いロッカー内に二人が篭っているので、ただでさえ熱帯夜のような熱気が渦巻いているのに。

「私の躯の香りってどんな匂いなのぉ」

躯を密着させながら、嫣然と微笑みつつ由香が聞いてくる。柑橘系の香り、だろうか。でも香水やシャンプーの香りとは違う。由香自身の躯が発する、蟲惑的な香り。嗅がないようにしているつもりなのに、自然と胸いっぱいにその香りを吸い込んでしまう。

「私の香りにもっと染まってみたいんでしょぉ」

密着した体を少しでも動かすと、その隙間から更に濃艶な由香の香りが立ち昇る。香りをもっと良く確かめるために、少年は自分から体を動かして由香の香りを昇華させ続けていた。吸わない方が良いと判っているのに、香りに支配されているかのように自分の体が言う事を聞かない。濃厚な由香の香りに、もう何も考えられなくなりつつあった。

「凄いよねぇ。そんなに遠くからでも、私の匂い、判ったんだぁ」

言っている事が、もう、良くわからない。

「どうしてこの場所に来たの?」

由香が居そうに無い場所でコッソリ・・・

「違うわよぉ。由香が居る場所を捜し求めているじゃなぃ」

違う。いつも由香が突然現れるんだ。

「フフ。本当にそう思っているの?朝、電車で気持ち良い思いをしたから、もっとされたいんじゃないの」

違う。違う違う違う!。

「口ではそういっていても、体は違うみたいよ。ホラ」
『ああっ』

恥ずかしい声が漏れそうになるのを、少年は必死に噛み殺した。

「体が、由香のことを覚えちゃったのよ。だから、無意識に匂いを辿ってここまで来たのね」

そんな筈は無い。でも、何故体育用具室に来たのだろう。確か、かすかに開いた扉から空気が流れてきて、それでこの部屋を思いついたんだ。空気には微かに柑橘系の香りが・・・

「ほぅらぁ。そうだったでしょぉ」

由香は少年の心のうちをしっかり見ていた。

「でも、嗅いでいるだけでぇいいのぉ?」

二人の体がぴったりくっ付いているので、接触している肌には滝のような汗が滲み出てきていた。そのせいで、服がグッショリになって、中が透け始めている。

「体がとっても熱いわよぉ。フフ。もう興奮しちゃったぁ?」

ムッチリとした由香の肌に浮かんだ汗は、まるで油を塗ったような潤滑を与えていた。由香の首筋が、少年の皮膚の上をぬめるように滑る。由香はぴったり体を絡ませて、少年を翻弄し続ける。この狭さでは、絡みつくその体から全く逃げられない。

(うっ)

由香は、少年が何に敏感に反応するか、知り尽くしていた。

「いいでしょう。私の生脚」

内腿に、由香の脚が擦り付けられていた。途端に、あの綺麗な足が鮮やかに脳裏へ蘇ってくる。引き締まっていながらも、量感と共に艶々輝く由香の脚。その脚が、今少年の脚の内側に差し入れられていた。狭いロッカー内では、絡められる脚を振り解くことも出来ない。汗に濡れた美脚が、少年の足を這い回る。服を着ていても関係なかった。染み込む汗が布を皮膚に張り付かせ、服など着ていないかのように由香の感触が肌へ直に伝わってくる。

「フフ。興奮してるんじゃない」

頭の芯では、今自分が由香の手に落ちつつあることがなんとなく判るのに、体が言うことを聞かない。

「タップリ、味わってぇ」

今までで、一番のピンチだと判っていた。どんなに暴れても、いかに大きな物音を立てても、ここでは誰にも助けてもらえない。

逃げなきゃ!

でも割り込んだ脚が楔となって、身動き出来ない。

「暴れても無駄よぉ」

体はロッカーに挟まれていてダメだけれど、手は動かせるんだ。腕は横方向に自由に動く。ロッカーの仕切に手をついて、由香とロッカーに挟まれた体を動かそうとする。

「腕、持ち上げちゃったのねぇ」

少年の脇腹を這い回る由香の手がこそばゆい。上に挙げた腕の下を、すかさず攻められた。

(しまった)

身を守ろうとするが、もう上げた手を降ろせない。少しだけ背の低い彼女の肩が、既に少年の腋の下にもぐりこんでいた。その肩に上腕が当たって、腕を水平より下に戻せない。

「止め、や、止め・・・ひゃぁ」

脇を、ツーと撫でる由香の指に、”やめて”を最後まで言い切る事が出来ない。

「なぁにぃ?どうして欲しいのぉ」

少年にしなだれかかりながら、由香が聞いてくる。その間も、脚をピッタリ摺り合わせ、無防備になった脇を重点的になぞり続ける。

「ひっ・・・ひゃ・・・ひゃぁ・・・ぁぁ・・・」

少年は由香の責めから逃げられない。

由香のスレンダーな身体とロッカーに挟まれ身動きが出来ない。そればかりか、由香の豊満な胸が胸板の上にむにゅんと潰れて少年の上半身をロッカーの仕切りに押し付ける。少年の下半身は、腰の骨盤が由香とガッチリと咬み合ってロッカーの仕切り板に納まっていた

「ほらぁ。気持ち良いんでしょぉ」

香りで絡め取って、肉体でたぐり寄せる。ロッカーの中で、少年はセックスの鎖で由香に雁字搦めにされようとしている。

「やっ・・・や・・・めぇ・・・」

拒否しようとしても、言葉がどんどん怪しくなる。体が、由香の与える快感を受け入れつつあった。

「どうしたの?由香、まだ何にもしていないのよ」

淫らな行為を仕掛けながらも、由香は素知らぬ顔で会話を続ける。今までのことを少年に全部思い出させようとしていることなどは、おくびにも出さない。

「電車の中で、私の躯、終点についても、ずっと抱きしめていたわよね」

(・・・手が潜り込んでしまうような素晴らしい躯・・・・)

「トイレで、食い入るように見ていたわよね。そんなに良かった?私の身体」

(・・・触りたくても触れなかった由香の、あの躯・・・)

言葉と共に、誇示するようにその躯を押しつけてくる

圧倒的な存在感。ズッシリとした量感。蠱惑的な香り。妖艶な言葉。全てが少年を包み込む。

「さあ、私の躯をタップリ味わってぇ」

全身を由香に絡め取られた上でそんな風に耳元へ囁かれると、意識が飛びそうになる。

(・・・もう・・・駄目・・気持ち良過ぎる・・・)

「それじゃぁ、もっと気持ちよくしてあげるとどうなっちゃうのかしら。 フフ。考えただけも全身がゾクゾクしちゃうわ」

妖しいセリフと共に、少年の股間に当てられた由香の腿が小刻みに動かされる。

(・・・うっ・・・)

「ほらぁ、さっきまでの元気はどうしたの」

グリグリグリ

「ふふ。何か、とっても固い物が当たってるわよ」

由香はムッチリとした脚で、執拗に少年の股間を押し上げる。

「ねえ、一体ここに何を隠しているのかしら」

甘く囁くようにしながらも、腿で繰り返しマッサージを施す。

(・・・ううううっ・・・)

まるで愛撫のような腿の動きに、もう呻くことしかできない。

「いつまでも隠してないで、出してみなさい」

パチ

腿だけでどうやったのか、ファスナーが緩められた。

チーーーーーーーーーーーー

それだけで、ファスナーは弾け飛ぶように全開になる。
ファスナーに掛かっていた圧力が一気に解放された。

「あら、まだ隠すつもり?」

飛び出た強張りは、危ないところで姿を見せずに済んだ。
大事なところを守る、最後の布一枚。

「ふふふふ。染みが凄いわよ」

腿にあたる布は、ぐっしょりと濡れて鈍い色に変わっていた。

「こんなにヌルヌルになっているじゃない」

更にグリグリと腿を蠢かし、巧みに分身を解放してしまう。

「さあ、亀さんいらっしゃい」

バチンと飛び出した分身に、ムッチリ密着する由香の太腿。

「電車の中で、言ったよね」

・・・何の・・・こと・・・

「もう忘れたの? 『由香からは』、しないわよ」

(・・・そんな・・・)

「でも、とっても熱いのが当たってる」

由香が自分からは何もしなくても、媚薬のような身体がこれ以上ないほど密着していて、足の間にはムッチリとした腿が入り込んでいる。

「我慢汁が止まらないね」

・・・

「ビクン・ビクン・ って動いてる」

動いているのは・・・由香の腿・・・だ。

「こうしたら、もっとよく判るかなぁ」

むちゅっ

腿に!腿の中に!!

まるで体内に挿入したかのような凄まじい感覚が分身を襲う。

よりピッタリと巻き付いてくる由香の太腿。その柔らかな媚肉の中に、分身がすっかり埋もれている!!!

「どうぉ?由香の太腿。タップリ味わってね」

何もしないって言ったのに。

「まだ判らない?由香は何にもしてないんだよ」

くにゅっ、くにゅっと分身を扱く極上の太腿。
こんなことをしておいて・・・

「ふーん。自分で動かしているのが、判らないんだぁ」

まさか!?

この狭いロッカーの中では腰を動かす事も出来ない。
それなのに。
勝手に腰が振り立てられている。

「今頃気付いたのね」

気持ち・・・いい。
ほんの僅か1ミリでも動かす事が出来れば、我慢汁でヌルヌルになった由香の太腿が優しく分身を撫で上げてくれる。
それを身体が知ってしまったら。
いくら頭で止めようとしても、腰は勝手に動いてしまう。

もどかしい。
腰を、満足に動かせない。
身体を強く押し当てて、お互いの身体がたわむ分だけ生じる僅かな摩擦感。 前後に動くと言うよりも、肉体の押し付け合いしか出来ない。

「もっと激しく動きたいんでしょ」

否定できない。

少年はより一層の快感を求め、動かせない身体を必死に由香に擦りつけていた。

「フフ。そんなにぃ、逝きたいのぉ?」

(・・・逝きたい・・・)

「じゃあ、由香のことをクッキリ心に思い浮かべてぇ」

(・・・この見事な太腿・・・)

「そうよぉ。それからぁ」

(・・・悩ましい声、胸の上で柔らかく潰れる乳房・・・)

「そう、その調子。もっと、全身で感じるのよ」

(・・・体中に押しつけられている、由香の扇情的な肉体!・・・)

「ふふ。もっともっと強く思い浮かべなければ駄目よ」

他のこと全てを忘れ、ただひたすら由香の事だけを脳裏に描き続けた。

ちゅぷっ

由香の舌が、肌に吸いついたまま、首筋を一気に舐め上げる。

「ひっ」

ヌチュッ・ヌチュヌチュッ・ヌチュヌチュヌチュッ

ヌルヌルにまみれた由香の太腿も同時に分身を激しく上下に擦り立てる。
動くことの出来ない少年に対し、自在に絡みつく見事な脚。

嬌声を辛うじて殺す少年の反応を、由香が首筋からジッと伺っているのが判る。

「とっても、気持ちいいんでしょう?」

由香の手が、少年の上半身をゆっくり這い上がり、両脇を愛撫する。 ビクンと震える身体の反応を隠すことは出来ない。

「クスッ」

「由香の身体は柔らかいから、実は結構動けるんだよ」

ムニュン

言葉通り、マシュマロのようにフンワリしていて、かつムチッとした躯が押しつけられる。 同時に、スラッと長い脚も少年の足に絡みつくと、やわやわと形容しがたい動きで悩殺する。 まるで一匹の蛇が全身に絡みつくような甘美な感触が下から上まで少年を覆い尽くす。 肉体の接触だけではない、甘い香りがますます強くなって少年を蠱惑する。 暗く狭いロッカーの中で、体中に纏い付く由香だけが、五感に感じる全て。 押し返そうとすれば、余計に由香の身体の中へ取り込まれる。

巧みに寄り添ってくる、しなやかで甘い肉体。
明らかに少年を求めている媚肉の塊。
全身を蠕動させながら絡みついてくる由香。

「我慢、しなくていいんだよ」

熱い吐息と共に、耳穴に舌が進入してきた。
甘い言葉が、まるで耳から脳を犯すように少年を追いつめた。

「フフ。逝っちゃっうのね」

ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

「そうよ・・・出して・・・いっぱい、出して・・・」

少年の噴出に合わせて腿を擦り合わせる。

あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

凄まじい放出が続く。

ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もう、一生分を出してしまったような放出感。

「そんなに溜まってたんだ。でも、全然小さくならないわね」

あれだけ出したのに、全然小さくならない。

「それに、もの凄く濃いのね。ほら、全然垂れないわよ」

見えないけれど、判った。
由香の腿にベッタリ付着した、塊のようなそれ。

「わかるでしょ?」

腿が動いて、その塊がアソコに塗りつけられる。

「どう?我慢汁よりもっとヌルヌルしていて、滑りが違うでしょ」

出したばかりで、敏感になった所にそんな事を。

「あら?出したばっかりなのに、もうこんなに元気」

全身が汗ばんでいて、由香との接触感が前とは全然違う。
なにかこう、天然のローションのような潤滑が。
服を着ているのに、前より格段にスムーズに身体が擦れ合う。

「そんなに私の体、気持ち良かったの?」

また耳元で囁かれる。

「私の脚にくるまれて、気持ち良かったんでしょ」

脚が・・・脚が・・・前より凄い・・・

ぐちゅぐちゅ音を立てながら蠢く由香の脚。

「折角出したヌルヌル、タップリ使ってあげる」

前より気持ちいいのは、そのせいなのか。

「また逝っちゃいなさい。今度は、もう立っていられないわよ」

もう足に力が入らない。 そのせいで、今の少年は由香の脚に自分から股間を擦り付けている様なものだった。 引き起こされる甘美な摩擦に少年の力はどんどん抜けてしまう。

「フフ。いいのよぉ。崩れ落ちても。みんなそうなっちゃうのよ」
「もっとタップリ、私にもたれ掛かりなさい」

少年の手が、由香の肩にかろうじてしがみ付いている。 それでも段々と、由香の上に覆いかぶさるように体が崩れていってしまう。
顔が少女の肩に埋められる。

濃厚な彼女の香りと共に、甘美な囁きが少年を誘惑する。

「気持ちよくってぇ、意識が飛んじゃいそう?」
「いいわよ。何度でも逝かせてあげる」
「どうしてこんな場所を選んだか判ったでしょ」
「ここでは、意識を失っても倒れることは出来ないのよ」
「意識を失っても、何度でも、何度でもまた逝かせてあげる」

由香の淫らな身体が、再び少年の全身を覆い尽くした。

BAD END A


今更旧版について聞くのも何ですが、新版 BAD END 1・1改 と比べた場合について御回答頂ければ幸いです。

質問 選択肢
問1:感想  旧版・新版、共に良い
 新版より良い
 新版と大差無い
 当然ながら新版の方が良い
 未選択



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管理人:鷹巣 椎茸